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世田谷区の桃太郎 桃野芳文Webサイトです
2014-08-26

コミュニティサイクル」をご存知でしょうか。実は世田谷区は先進自治体なんです

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自転車ブームというんでしょうか。
交通手段としても、趣味やスポーツとしてもその価値が再確認されているような気がします。
電動自転車、スポーツタイプの自転車、折りたたみ自転車、リカンベントと言われる(背もたれ式のシートに仰向け気味に座ってペダルをこぐタイプ)自転車もそう珍しいものではなくなってきました。
「エコ」という観点から自転車を愛好する方も多いかもしれません。
さて「コミュニティサイクル」をご存知でしょうか。
港区が8月末より、千代田区が10月から導入することからも話題になっています。
コミュニティサイクルは、複数のレンタサイクルの拠点を結んで、自転車を利用するシステム。
利用者はどの拠点で自転車を借りても良いし、どこで返しても良い。
例えば、自宅最寄り駅(A駅)で自転車を借りて、その自転車に乗って職場近くの駅(B駅)で返却して出社。
時には、職場近くの駅(B駅)から、今夜の宴会の会場の近く(C駅)まで自転車に乗って移動。
その日は飲酒したのでC駅から電車で帰宅。
でも、その翌日はまたA駅からB駅に自転車で出勤という事も可能です。
実は世田谷区はこの「コミュニティサイクル」の先進自治体で、平成19年からこのシステムを導入しています。
世田谷区のコミュニティサイクルの通称は”IHIがやりん(IHIはネーミングライツで区に年間300万円の収入があります)”。
そもそもは世田谷区で手薄な「南北交通」の補完手段としてスタートしましたので、スタート当初は小田急線の経堂駅と京王線の桜上水駅にサイクルポートが設置されました。
その後、桜新町駅、等々力駅と設置箇所が増え、世田谷区内を縦断するラインが結ばれています。
将来的には千歳烏山駅、成城学園前駅、二子玉川駅、下北沢駅、三軒茶屋駅、自由が丘駅にもネットワークを構築する予定です。
(※下記の図では等々力が構築予定となっていますが、平成23年にスタートしました)
gayarin
IHIがやりんのコミュニティサイクルは、普通タイプの自転車で日ぎめなら一回200円、定期利用は一般2000円/月、学生1700円/月。電動アシスト自転車は、日ぎめで一回300円(定期利用なし)です。
桃野は、もっと利用者を増やして、ネットワークの拠点を増やしたいと思っているのですが、現状は、今一つ活発に利用されているとは言い難い状況です。
例えば「世田谷区民意識地調査2010」(平成22年6月実施)では、「コミュニティサイクルを利用したことがある」という回答は全体の0.2%でした。
まだまだ利便性が低いのか。
そもそも認知されていないのか。
駅前に限らず、区内公共施設に拠点を設置したり、コンビニと連携して小型のサイクルポートを増やしたりということはできないだろうか。
近隣の区や市と連携して、区境を越えての利用も可能にするという手もあると思います。
コミュニティサイクルの発展の可能性はまだまだ大きいと思います。
 
 

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