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世田谷区の桃太郎 桃野芳文Webサイトです
2014-01-24

人はそんなに強くない。誰も目の届かないところでは”悪い事”や”いい加減なこと”がはびこってしまうもの

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本日の午前中、「情報公開」に関する取材を受けておりました。
取材にいらしたライターは、2008年に大田区で起きた認可保育園での腸管出血性大腸菌(0111)集団感染事件を調べる過程で、大田区の情報隠しを目の当たりにし、現在、新たに「情報公開」をテーマに取材を続けられているとのことでした。
世田谷区議会議員のみならず地方議員にとって、その役割を果たす上で「情報開示請求」は欠かす事のできないツールです。
当然、桃野もこれまで情報開示請求を何度となく申し立てて来ました。
議院内閣制である我が国の国会と異なり、地方議会は二元代表制。
自治体の長(世田谷区長)、地方議員(世田谷区議会議員)ともに、住民による直接選挙で選ばれます。
議員で構成される議会(世田谷区議会)は、行政(世田谷区長以下、世田谷役所)と対等な立場で健全に対峙し、その役割を果たさなければなりません。
そして議会の役割とは何か。主な役割は二つです。
①合議制にて、自治体の基本事項を決定(議決)すること。
(例えば、予算案の議決は区民の税金の使い方を決定する大切な役割。条例づくりも。)
②行政を監視・評価すること
(猪瀬都知事を追及する際に、都議会で言及されていた100条調査権は代表的なもの)
①については、行政は近年、各政策を提案する際にパブリックコメントを募集したり、アンケートを実施したりして、区民の意見に耳を傾ける制度を取り入れています。又政策に対する評価についても区民意識調査などによって評価を受ける制度を取り入れています。(それが形骸化しているという問題は当然ありますが)
仮に、行政において、意見集約、政策立案、事業実施、評価といった一連のサイクルが完結されるとすれば、議会の役割は相対的に小さくなるとも言えるでしょう。
一方②については、まず普遍的な役割と言っていいと思います。
区民の代表たる立場で行政に対する牽制機能を果たさなければなりません。
例えば、これまで桃野は、「世田谷区の一般職員が自由に乗り回す”運転手つき公用車”」「世田谷区デジコン事件における不正な補助金支出」などを追及し、改革に取り組んで来ました。
しかしながら、行政の長として強大な権力を司る世田谷区長や、5,000人規模の職員を抱える世田谷区役所は巨大な権力機構。
対して、46人の区議会議員からなる世田谷区議会が”対等な立場で健全に対峙する”こと自体、そう簡単な事ではありません。
そこで活用されるべきは、情報開示です。
個人のプライバシーなどには当然配慮しながら、行政情報はオープンに。
人はそんなに強くない。誰も目の届かないところでは”悪い事”や”いい加減なこと”がはびこってしまうものです。
当然、そこには税金のムダ遣いも。
私は、これまで開示された情報(時には膨大な書類になりますが)と格闘しながら、行政と対峙してきました。
これからも、情報開示制度の更なる充実を目指し、ひろく区民に開かれた世田谷区政をつくってまいります。

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