松本智津夫死刑囚の死刑執行後、他の6人の幹部がくびきから放たれ、何らか真実を語る可能性はなかったのだろうか。
世田谷区議会議員、桃野よしふみです。
7月6日、一連のオウム真理教事件で死刑判決を受けていた松本智津夫死刑囚ら、7名の死刑が執行されました。
死刑は何のため、誰のために執行されるのか。そして、それは是なのか非なのか。
未だ、桃野の中では答えは出ていませんが、今回の死刑執行について思うところを記したいと思います。
まず、遺族、被害にあった方々が、各死刑囚に対して許せない、と考えるのは、当然です。今回の死刑執行で、何らか気持ちに整理がつく部分もあるでしょう。
しかし、この死刑執行から感じるのは、一連の事件において謎が未だ多いままに、また一つコマが進んでしまったということ。
例えば、1995年の国松警察庁長官狙撃事件は、オウム真理教の関与の疑いが強いとされながら、未だ犯人は不明、時効が成立してしまいました。
そして、松本サリン事件、坂本弁護士一家殺人事件や、地下鉄サリン事件など。
未だ、誰が(松本智津夫がは自身の指示を否定)、どういった動機で引き起こした事件かというのは、長い裁判を通じても謎のままです。
怒りに震える遺族、被害者の方々もやはり、事件の全容を知りたいと思うんです。なぜ、私の家族は命を奪われたのかと。
ところが事件に深く関与した人物が死刑に処された今、事件の闇はまた一つ深まってしまいました。
これは、遺族の皆様のお気持ちから考えても、決して最良の結果ではなかったでしょう。
今回はほぼ同時に7名の死刑執行ですが、これがそのようなやり方でなかったとしたら。
例えば、元教祖松本智津夫の死刑執行後に、他の死刑囚(当時の教団幹部)が、そのくびきから放たれ、事件の全容なり一部の謎を語る可能性はなかったのだろうか。
そんなことを思ってしまいます。

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