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2014-01-18

道徳の授業は「教科」か?

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今年も大学受験のシーズンがスタートしました。
いよいよセンター試験。
受験生の皆さんは、体調に留意し、是非とも日頃の勉学の成果をしっかりと発揮してもらいたいと思います。
さて本日、私は地元の小学校に伺っておりました。
見せて頂くのを楽しみにしていたのは「道徳」の授業。
道徳は現在「教科外活動」となっていて算数や国語のような「教科」ではありません。
よって検定教科書が使われておらず、そして成績評価も無し。
とはいえ、時間割には「道徳」の時間として組み込まれていますので、子どもたちにとっては教科であろうが、教科外活動であろうが、受け止め方に大きな違いは無いのかもしれませんけど。
さて現在、文部科学省ではこの道徳を教科に”格上げ”しようという動きが本格化しています。
道徳という心の問題を教科にし、子どもたちに点数をつける(規格化、標準化するということ)のがふさわしいのか。
そんなことを考えつつ、道徳の授業を見せて頂いていました。
今日の例題は、他人の机の教科書を(わざとではないけど)、手が当たって通りすがりに落としてしまった。
又は、落とされてしまった。
その時に、落とした方、落とされた方それぞれの気持ちで、どういう行動をとればいいだろうか、と子どもたちに主体的に考えさせる授業です。
なかなか面白い。
低学年の授業でしたが「人の心をおもんばかる」という高度な課題だと感じました。
教科書を落とした人が、何も言わずに立ち去ってしまった。
その時に落とされた人は、どう感じるでしょう、という質問。
多くの子どもたちが元気に手を挙げて発言していました。
「気づかなかったのかな」
「何で謝らないんだろう」
「嫌だな」
などの答えの中に
「倍返し!」と言った子どもには、思わず笑ってしまいました。
gakkou

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