至る所に桃太郎や桃。岡山市民の桃太郎への愛を感じます。
世田谷区議会議員、桃野芳文です。
本日のブログも区民生活常任委員会の行政視察からご報告です。
こちら関連ブログ。
【浜松市の取り組みを視察。使用済み紙おむつからプラスチックや紙パルプを取り出して再利用】(桃野ブログ)
【京都市の「アーバンスポーツの普及」に関する取り組みを学んできました】(桃野ブログ)
【伊丹市の取り組み。文化財保護の所管は教育委員会ではなく区長部局】(桃野ブログ)
視察日程最後の目的地は岡山市。
岡山は桃太郎伝説のまちですね。まちの至る所に桃太郎や桃のマークが。岡山市民の皆さまの桃太郎への愛を感じます。
巨大な桃が商店街入り口に!
このかわいいやつも桃太郎。
桃野は「俺のまちに来たぜ!」と気分があがります。(桃太郎の親類縁者ではありませんが、、、)
さて、そんな岡山市では起業創業支援の施策にも桃太郎が冠されています。今回、岡山市の起業創業支援の取り組み“ももスタ”(ももたろうスタートアップカフェ)を学んできました。
世田谷区にも「HOME/WORK VILLAGE」(ホーム/ワークヴィレッジ)という起業創業支援施設がありますが、他にも自治体が地元の産業振興のために、起業家を支援する仕組みを整備する例が多くあります。
以下、関連ブログ。
支援の仕組みは自治体によって様々。世田谷区ではかつて区立中学校の校舎、校庭だったところを起業創業支援施設にリニューアルし、運営や施設の維持管理は民間事業者に委託と、かなりガッツリとお金をかけている印象。桃野は議会でも、区民の大切な税金を使ってのことなのでKPIをしっかり設定しPDCAをしっかり回すべきという趣旨で発言してきました。
要は「やりっぱなし」はダメということ。
岡山市では繁華街のビルの一画を賃借して、そこに会議や商談、相談ができるスペースを設置、ピッチイベント等は別の場所で実施する方式のようです。
そこには、会員がふらっと立ち寄った際でも顔を合わせて相談等ができるように、スタッフが常駐。加えて会員同士、会員とサポーターはSlackでいつでもどこででもコミュケーションが取れる仕組み。
予算を絞り込んででもしっかりと起業創業支援ができるよう考えられていました。又この「ももカフェ」から巣立ち、より大きなマーケットを求めて近畿圏や首都圏にビジネスの軸足を移した方も、イベント等の際には岡山に来て“後輩”たちの相談に乗ることも頻繁に行われているとのこと。
行政がお金を注ぎ込んだからと言って、起業創業がうまくいくとは限りません。主役はあくまで起業者側、事業者達です。その方々がまだよちよち歩きの時や、何かにつまずき困った時に、必要な人同士が繋がれる仕組みや目標に向かい続けられるよう励まされる仕組みを作ることが、支援者側としての行政の役割ではないでしょうか。
岡山市の取り組みは「環境づくり」に強くフォーカスしている良い取り組み。世田谷区での起業創業支援にも活かさねばと思います。
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