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世田谷区の桃太郎 桃野芳文Webサイトです
2013-01-17

やがて行く将来を憂うことがないよう、次の世代に大きなツケをまわさぬよう

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本日は、朝の駅頭活動を終え、その脚で区内の「グループホーム」の開所式に参加させて頂きました。
「グループホーム」は、高齢者が家庭的な雰囲気の中で小人数での共同生活を送る施設です。
認知症の症状がみられ、一人暮らしは難しいけれど、入院治療の必要がなく、日常的な動作はほぼ自力で出来る方が主な対象です。
「在宅」に近い感覚で、その地域に住まうように暮らす施設とも言えるでしょうか。
本日、開所を迎えた伺った「優っくり村鎌田」(社会福祉法人 奉優会)は、世田谷区内にあって、未だ田園都市の面影を残す鎌田の地にあります。多摩川や国分寺崖線からも近い、自然豊かな地ですので、高齢者の皆さんもゆったりとした気持ちで毎日を過ごして行けるのではないでしょうか。
日本は今、未曾有の高齢社会を迎えようとしています。
減り行く現役世代が、増え行く高齢者をどのように支えて行くか。
高齢者福祉にかかるコストをどのようにまかなって行くか。
大きな課題です。
その課題解決の施策の一つに「地域包括ケア」という考え方があります。
いつまでも個人が自立した生活ができるよう、歩行機能や嚥下・そしゃく機能の維持など介護予防に取り組むことを肝要としながら、介護を必要とする場合には、在宅で家族による介護と地域で活動する外部の介護サービスを組み合わせることで、お年寄りが末永く住み慣れた地で暮らして行ける社会をつくろうとするものです。
現状、東京などの大都市では、介護を必要とする高齢者は、住み慣れた家や住み慣れた土地に住み続けること自体、簡単な事ではなくなってきました。
私も含め、だれしもが高齢者への道を歩んでいます。
そして、その高齢者を支える立場になるのが、我々の次の世代です。
やがて行く将来を憂うことがないよう、次の世代に大きなツケをまわさぬよう。
福祉に携わる事業者の皆さんや行政と連携しながら、議員として「介護予防」「地域包括ケア」など、しっかりと取り組んで行きたいと思います。

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