世田谷区民調査2022の結果が公開されました。昨年同様「新型コロナウイルス感染拡大による仕事や生活への影響」の質問も。回答にはやや変化あり。
世田谷区議会議員、桃野芳文です。
世田谷区が毎年実施している「世田谷区民調査」の最新版(世田谷区民調査2022、令和4年5月実施)が公開されました。
【世田谷区民意識調査2022(令和4年5月実施)】(世田谷区のサイト)
桃野も毎年、区民の皆さんがどのようなことを課題と考えているのか、どのようなことを困りごととして捉えているのかなど、政策提言のための基礎知識として活用しています。
そして、ここ数年はやはりコロナに関する質問・回答に目が行きますね。例えば、今回の区民調査2022にはこんな結果が記載されています。
「新型コロナウイルス感染拡大による仕事や生活への影響」についての質問では、「友人・知人との交流、旅行などで外出する機会が減った」が76.7%でダントツのトップ。続いて「帰省ができないなどのため家族や親戚と会う機会が減った」が43.3%で続きます。
ちなみに、昨年の区民意識調査(区民調査2021)でも同様の質問があり、その結果は以下。今年実施の調査と同じく「友人・知人との交流、旅行などで外出する機会が減った」がダントツのトップ、続いて「帰省ができないなどのため家族や親戚と会う機会が減った」が続くのも同じですが、いずれも昨年よりも今年の方が数字が減っています。
新型コロナウイルス感染症の流行の波を何度も経験する中で、感染症対策を行いつつ「人と人の交流」や「旅行などのレジャー」も少しずつ動き始めているということでしょうか。
そうした視点で振り返ると、世田谷区では小学校における移動教室や林間学校、中学校における修学旅行もコロナの流行が始まった当初は軒並み「中止」でしたが、今は「感染対策の工夫をして実施」という形に変わっています。
一方で未だ、桃野がコロナによる影響で強く懸念しているのは「高齢者のコミュニティ」が無くなってしまっていること。桃野が知る範囲だけでも、幾つもの高齢者クラブ(高齢者の皆さんが集まり趣味を楽しむ場などになっていた)がコロナ禍が契機となって解散してしまいました。
人は、人と人とのつながり無しには生きられません。
年を重ねても「やること」「いくところ」があるというのは、充実した日々を送るために欠かせないことでしょう。コロナ禍の影響で途切れてしまった人と人の繋がりの場(交流の場)を、再度紡いでいくための支援にも取り組んでいかなければならないと考えています。
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