区長記者会見で「児童養護施設退所者等支援事業の拡充」が発表されました。桃野の提案通りにどんどんと改善が進んでいます。しかし更なる改善は必須。
世田谷区議会議員、桃野芳文です。
先日、ブログでもご報告した「児童養護施設退所者等奨学金」。区長案では非常に不十分だし、真の自立につながらない、そもそも「進学することこそ善」という考えがおかしいと、具体的な改善案を繰り返し提案してきました。
【世田谷区長はタイガーマスクに憧れでもあるのかな。なぜ児童養護施設退所者のみ支援?”経済的な理由で進学できない区民”を広く奨学金の対象にすべき】(2022.09.05 桃野ブログ)
世田谷区長はタイガーマスクに憧れでもあるのかな。なぜ児童養護施設退所者のみ支援?”経済的な理由で進学できない区民”を広く奨学金の対象にすべき。
そしてこれまでも桃野案を取り入れた形で施策が変更されてきたのですが、本日の区長記者会見でも新たな「拡充策」が発表されました。
いつものことではありますが、区長の口からは一言も「議会からの提案で」との言葉なく、あくまで自分のアイデアであるかのように発表してましたけど。
以下、区長記者会見の資料。
資料右側にある相談支援の拡充は、桃野が議会で「奨学金の給付を受けた3割が中退している」という事実を明らかにした上で提言してきた内容です。そもそも「奨学金を給付したものの、今はどこで何をしているかわからないという人もいる」というのがこれまでの区の姿勢。これではいけないと指摘してきました。区が児童養護施設退所後の相談機能の充実にしっかりと視線を向けたことはよかった。あとは相談支援の中身。
家賃補助についても昨年(2021年)12月1日の本会議にて「現在の住宅支援はうまく機能していない」旨を指摘した結果の変更でしょう。
そして、資格取得支援も桃野が議会で提言してきた内容です。以下、今年3月の予算特別委員会の桃野の質疑(2022.03.15)より抜粋。
◆桃野芳文 委員 今の答弁の中に含まれるのかどうかというのは定かじゃありませんけれども、別に進学することだけが全てじゃないわけですよ。児童養護施設を退所して仕事をしようという方で、例えばダンプカーの免許を取ってこれで働こうとか、重機の運転免許を取って働こうとか、もしくは土木関係の資格を取ってよりいい仕事をしたいとか、そういう方もたくさんいるわけですよ。
だから、もしも児童養護施設の退所者を支援することが目的なんだったら、進学に偏るというのは変ですよ。やっぱりそれは自立に向けて、こういう資格が取りたいんだという方もサポートしていかなければ、何のためにやっているのか私は分からないと思いますよ。何か美しいことをやって、これでいいですよねみたいな曖昧なことで、区民の税金なり寄附金というのがこういう形で全く使われないで置いてあるというのは、私はこれは問題だと思いますので、早急に改めていただきたいと思います。
※質疑全体は世田谷区議会のサイト、会議録検索よりご覧ください。令和4年3月15日の予算特別委員会です。
繰り返しになりますが、区長の口からは一言も「議会からの提案で」との言葉ありませんが、この奨学金制度は桃野の提案通りにどんどんと改善が進んでいます。
でもまだまだ改善の余地があります。次は対象者をもっともっと増やす。児童養護施設退所者だけを給付の対象にするのはおかしいのです。経済的な理由で進学を諦めざるを得ない世田谷区民は他にもたくさんいるのですから。
桃野がこれまで議会で指摘してきた通り、基金が積み上がるばかり。お金はたくさんあるのに施策が全く貧相な状況です。若者の未来を充実したものにするため、桃野は更なる改善を提案し続けます。
今期最後の本会議。我会派「無所属・世田谷行革110番・維新」(=F行革)は、一般会計予算に反対。保坂区政に対し「反対」の強い意志を示しました。 地域に愛される保育所が今後の成功例となって、待機児童解消への良き一歩となることを期待しています。 7/29(土)30(日)は喜多見商店街夏祭り@喜多見駅前広場。桃野は「ヨーヨー」か「わたあめ」コーナーにいます。遊びに来てください。 世田谷の貴重なみどり。国分寺崖線、またそこからの湧水、生息する動植物を次世代に守り継いでいかなければならないと考え取り組んでいます。 今日は災害の日。家庭での備蓄を再確認。そして災害時、一般の車は「環七の内側には入れなくなる」という事実も重要。
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