京都市の「アーバンスポーツの普及」に関する取り組みを学んできました。
世田谷区議会議員、桃野芳文です。
先のブログに続き、区民生活常任委員会での行政視察についてご報告です。
こちらは関連ブログ。
【浜松市の取り組みを視察。使用済み紙おむつからプラスチックや紙パルプを取り出して再利用】(桃野ブログ)
今日のブログは、京都市の「アーバンスポーツの普及」に関する取り組み。
東京2020オリンピックでスケートボードが公式種目となり、日本人選手が大活躍。東京、続いてパリオリンピックで多くの日本人メダリストを輩出しました。
オリンピックでの素晴らしい技術が多くの人の目に触れ、競技としてのスケートボードの認知拡大、競技者人口の増加につながったと考えて間違いないでしょう。
ところがスケートボードをやるところ、できるところは非常に少ないのが現状です。ボードに乗って滑ったり、飛び跳ねたりする音が苦情を呼ぶことも、、、
京都市では市のスポーツ施設、宝が池運動公園内にスケートボード(BMXも利用可能)、3×3バスケットボールが楽しめる施設、アーバンスポーツパークを整備しました。
元々運動公園がある一角に整備された施設ということ、今のところ利用者がマナーをしっかり守って楽しまれていることで、周辺住民の皆様からの苦情もないようです。
ちなみに整備費用は、宝ヶ池球技場の改修タイミングに合わせて篤志家の寄附があり、それを原資に球技場の改修、アーバンスポーツパークの整備を同時期に実施、市の予算からの持ち出しはほぼ無いとのことでした。
寄付が約16億円、クラウドファンディングで約65万円、京都府や国の補助金も使って、総工費を全て賄ったとのこと。そのうち球技場改修が約13億円、アーバンスポーツパーク整備が約3億円。
京都市の職員の方は、寄付がなければつくれなかった、とおしゃっていました。スケートボードを楽しめる場の整備に係る機運が醸成されたタイミングと、大きな寄付がうまく重なったことで整備が実現したのだと思われます。
世田谷区にもこうした施設があれば喜ぶ方は多いはず。スポーツも時代と共に変わってくる部分があります。安全に健全に多様なスポーツが楽しめる場の整備。
世田谷区内であれば予算と共にやはり立地の検討は大きな課題になります。どこならつくれそうか。東京都と連携して都立公園内に整備するのも一つの手法でしょう。もちろん相手(東京都)の意向もあることですが。
世田谷区での整備についても手法も含め検討していきたいと思います。
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