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世田谷区の桃太郎 桃野芳文Webサイトです
2025-07-01

浜松市の取り組みを視察。使用済み紙おむつからプラスチックや紙パルプを取り出して再利用。

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世田谷区議会議員、桃野芳文です。

区議会の区民生活常任委員会にて、他自治体の先進的な取り組みを学ぶ視察を行なっています。

浜松市→京都市→伊丹市→岡山市に伺う行政視察。ブログで順次その内容をご報告します。

先ずは浜松市の「ゴミの減量・リサイクルの取り組み」について。

 世田谷区と同様にリユースサイト「おいくら」や、中古品の譲渡や販売を行う「ジモティー」との連携を行ったり、ごみ減量に関する数々の情報を発信したりしながら成果を出しています。

市役所建物の入り口にも削減量、削減目標が掲示されていましたが、数字は順調に推移しているようです。小さなことですが市民に常に「見える化」しているのは良いことですね。

今回、桃野が注目していたのは「使用済み紙おむつ」のリサイクル。

使用済み紙おむつからプラスチックや紙パルプを取り出して再利用する取り組みです。浜松市では水平リサイクル、つまり紙おむつから紙おむつをつくる取り組みを視野に入れながら、まずは取り出したパルプを使って、名刺の台紙やフラワーポットをつくる実証事業を4ヶ月間実施、現在事業実施の結果を分析しているところです。

使用済み紙おむつから取り出したパルプを使うわけですから、その成果物がどれだけ受容されるかは分析が必要ですね。浜松市の担当者の方のお話では「紙おむつは衛生用品なので”リサイクル品”は使いたくない」という声もあるようです。

例えばペット用シーツへのリサイクルだったらどうでしょう。抵抗感が少し和らぐか。非リサイクル品より少し安価であればと利用する方もいるかも。などと考えていました。

使用済み紙おむつのリサイクル。

仮に世田谷区で取り組むとなると、どういう規模でやるか(例えば高齢者施設単位?それとも清掃工場内で大規模に?)、どこに設備するか(立地)、なども検討していかなければならないでしょう。

高齢化が進み、紙オムツの利用量は今後も増えていくでしょう。可燃ごみの焼却灰などを捨てるごみの最終処分場の容量も数十年後にオーバーしてしまうと見込まれます(東京都は今後50年は大丈夫との見解)。

使用済み紙おむつのリサイクルがうまくいけば、ごみを減らす効果は大きい。世田谷区でも検討すべき課題です。

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