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世田谷区の桃太郎 桃野芳文Webサイトです
2012-10-18

土下座を強要する教師に、世田谷区長は問題意識を持たないようです

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決算特別委員会(補充)でとりあげたテーマについて。
世田谷区長は、区民との対話の会、「車座集会」を、昨年7月から、区内27か所、8か月をかけて行いました。
引き続き、テーマ別の区民意見交換会を13回行う予定です。
区民の声を聞くのは良い事です。
しかし、限られた時間、限られた役所のマンパワーの中で、どこまでの労力、費用を投入してやるかというのは、慎重に考えなければなりません。
区長は自身のブログの中で「区長の仕事の中で、この車座集会ほどに疲れる2時間はない」と言っていますから、区議会本会議よりも、委員会の質疑よりも、疲労度が激しい仕事のようです。
そこまでのことですから、大事なのは「聞いた後」のこと。
聞いたことが、どう区政に反映するのか。
集会が、区長の「顔見世興行」でしかないならば、単なる区長の個人的な宣伝となってしまいます。
先日、委員会で区長に問うたのは、「聞くだけではダメでしょう!」ということ。
ある生徒はこんな事を区長に訴えました。
部活動で試合を組んでほしいと意見を言ったら、先生が「(休日の仕事に)お金をもらっているわけではないのに、なんで休日をあなたたちの為につかわなければならないのか」と言う。生徒を叱る際「土下座をして謝れ」と言う。一つ一つの言動が先生としてどうなのかなと思う。
しかし、区長はこの件について、全く何も反応せず、答えもせず、次の生徒に話を振ってしまいました。
その後、担当所管に、この件で事実関係を調査するよう指示することも、該当の学校の校長に、話を伝えることもしていません。
そして、私の質問に対しても、今後こういったアクションを起こすつもりは無いといった答弁です。
世田谷区長は、教師が心無い発言で生徒を苦しめたり、教師が土下座という体罰を行うことに、何の関心も持っていないようです。
「聞く」以上、少なくとも、生徒の訴えている内容について、事実関係を行うのは当たり前ではないでしょうか。
身をさらし、勇気をしぼって教師の非を訴えたこの生徒の気持ちを思うと、区長のこの対応は余りにも冷淡です。
何のための集会なのか。
決して区長の個人的な興味に左右されるものでは無いはずです。
質問の様子は世田谷区議会ホームページからご覧下さい。

http://www.discussvision.net/setagayaku/index.html
左上の決算特別委員会をクリック

左下の10/16「補充質疑」をクリック

右側の「み・行」の横の「再生」をクリック
※前半はやや分かりにくいやりとりなので、お急ぎの場合は15分30秒ぐらいまで早送りでどうぞ。
※「中学生からの訴え」の話は20分30秒ぐらいから始まります。

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