自らを「闘う区長」と評する世田谷区長
世田谷区長が本を出版するそうです。
まだ仮題だそうですが「闘う区長」とのこと。
これを聞いて、最初に思い出したのが、今年の3月31日に出版された「闘う市長」。
福島県の南相馬市長、桜井勝延さんの著書です。
(同じ題名・・・)
桜井市長は、東日本大震災の直後、同市の被災状況をyou tubeで世界に訴え、米タイム誌から「世界で最も影響力のある100人」に選ばれた方です。
もちろん、桜井さんを安易にヒーロー視するつもりはありませんが、その著書を読むと、その題名通り、被災直後から南相馬市の為に、東電や霞ヶ関、そして放射能に対してファイティングポーズをとり続けて来たまさに「闘う市長」であることが読み取れます。
片や世田谷区長。
「闘う区長」という自らの評価と、その行動は一致しているでしょうか。
今日の決算特別委員会で取り上げましたが、区長が区内をまわって区民と対話をする「車座集会」。
引き続き行われている「テーマ別区民意見交換会」。
いずれも、意見が別れ、決断を要するテーマを避けているのではないか。
例えば、川場移動教室の問題、食品や土壌の放射能の問題、二子玉川や下北沢の街のありようの問題など。
巷間、世田谷区で課題とされているテーマは、意見交換会のテーマに選ばれていません。
「文化・芸術を活かしたまちづくり」「地域における区民の健康づくり」「地域の魅力再発見」など、扱われているのは、往々にして「そういう考えもあるよね」となる、ふわっとしたテーマばかりです。
そして、今日も委員会で区長に質問しましたが、今、地元で様々な反対意見が噴出している「外環道の整備」の問題。
世田谷区長は、区道を利用させるにあたって、国交省に「7項目」とよばれる、地元配慮の要請事項を提出しています。
しかし、先日、地元住民の調査により、この「7項目」の文章が、国交省から東京都に書類が渡る段で抜け落ちていたことが判明しました。
議会でも、区長の今後の行動を問う質問が頻出しているのですが、区の答弁は「7項目は条件ではなく、あくまで要請」「国交省が東京都にその書類を提出しなかったとしても特に行動を起こすつもりは無い」との答弁。
先日、地元の方を対象にした外環道事業の説明会で、ある地元の方は「区長は命がけでこの7項目を国交省に突きつけたんだ!にもかかわらず、これを外すとはどういうことだ!」と国交省の役人に猛抗議していました。
私も、国交省のやり方は大問題だと感じています。
国交省に抗議するべきです。
しかし、肝心要の区長にこの問題を問うても、「7項目」の書類は外されていた件について、何も問題無いとのスタンスです。
国交省に抗議するつもりも、区道の使用許可について再検討するつもりもないようです。
あの7項目は、「一応、住民の声は伝えたよ」というアリバイ作りだったのか、とすら思ってしまいます。
地元の方は区長のことを「我々のために”命がけ”で闘っている」と解していますが、その態度は全く異なるものと思わざるを得ません。
自らを「闘う区長」と評する世田谷区長。
その行動が周りから、同じように解されているかどうか、もう一度、かえりみてもらいたいと思います。
桃野が「接種費用の助成を」と政策提言してきた帯状疱疹ワクチンの件。いよいよ世田谷区でも来年度から助成が始まります。50歳以上の方は半額程度に。 厚生労働省が、新型コロナウィルス感染症の軽症者や無症状感染者が療養する際、注意すべき点を公表しています。 世田谷区長は自身の著書「麹町中学に死の花束を」の世界観で条例をつくろうとしてないか。 せたがやpayのキャンペーン。1ポイント1円、3割還元ですから、一万円の買い物をすれば、3000円が戻ってくるということ。これはお得ですね。 世田谷区内でもアライグマ、ハクビシンの被害相談が寄せられています。天井裏に侵入すれば糞尿が溜まり天井が腐って抜け落ちてしまうことも。
コメントを残す