熱中症。一般の成人は当日の暑さが直接要因となる一方、高齢者は当日だけでなく前々日からの暑さの蓄積がリスク。
世田谷区議会議員、桃野芳文です。
今日は暑い。。。
ここまで、7月とは思えないほどしのぎやすい気温が続いていましたが、今日は東京都心の気温で30°Cを超えたよう。真夏日ですね。
正午の湿度は70パーセント台と湿度も高くなっているようですから、適切に冷房を使用するなど、体調管理に注意が必要です。
さて、今朝の朝刊に気になるニュース。
【高齢者、猛暑3日でリスク】(時事通信)
記事によると、名古屋工業大学の平田晃正教授らの共同研究グループが「高齢者の熱中症搬送者数の予測モデル式」を開発したとのこと。
・平田教授らは、東京、愛知、大阪3都府県を対象に2013~18年の6年間の気温など気象データを活用。
・人体モデルにデータを入力し、体温や発汗量の変化をスーパーコンピューターで計算、65歳以上の高齢者の熱中症搬送者数を予測する数式を開発。
・7~8月の「一日当たりの予測結果」と「消防庁統計」の6年間の平均値を比較したところ、3都府県いずれでも9割ほどの高い確率で一致した。
こうしたモデル式を基に、効果的な予防啓発ができるようになればと、期待が持てる記事です。
そして、上記に引用したネットの記事では、言及されていませんでしたが、(紙の)今朝の日経新聞には以下の記述も。
・一般の成人は当日の暑さが熱中症の直接要因となるのに対し、高齢者は当日だけよりも前々日からの暑さの蓄積が大きな発症リスクとなることが科学的に証明された。
・平田教授曰く、高齢になると知覚が衰え、脱水の危険が高まるため。
これから、ますます熱中症に注意が必要な季節になります。暑い日が3日ほど続いた場合にこそ要注意。もしも「熱中症かも・・・」と思ったら以下の手当を!
・衣服をゆるめ、涼しい場所に移動。
・水で冷やしたタオルや氷のうなどを首やわきの下、足の付け根に置き、体を冷やす。
・冷たい水や、塩分も補えるスポーツドリンクなどを摂る。
・自力で水分・塩分が取れなければ、すぐに医療機関へ搬送する。
・意識がない・高い体温・体がひきつける・呼びかけに返事がおかしい・まっすぐに歩けないなどの症状があったら、すぐに救急車を呼ぶ。
(救急車を待つ間も体を冷やす)
世田谷区では、区の施設や民間の協力店にて、休憩と水分補給ができる「お休み処」を設置しています。高齢者の方々だけでなく、ぜひ幅広い年代の方々に疲れた時にほっと一息をつく場所として活用いただきたいと思います。
お休み処は、黄色いノボリが目印です。
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