2012-03-21
リーダーの責任
平成24年度の世田谷区の予算を審議する「予算特別委員会」。
本日は審議の最終日で「補充質疑」が行われました。
「補充質疑」は、ここまでの予算審議の中で、時間の都合などで十分に扱えなかったテーマについて質疑する時間です。
委員会の最終日ですから、積み残しの無いようにしっかりと質疑を行いましょう、という一日。
世田谷区政のカジ取り役である区長への質問が多くなります。
本日、私が特に印象的だった質疑を以下に記します。
(いずれも抜粋・要約)
≪京王線の高架化について≫
●質問
区長は自ら、前・熊本区政を95%継続するといっている。
これは(区長が公約した)公共事業の見直しという点から言えば「時間をくれ」という事だと理解している。
であるならば、区民にも時間を下さいよ。
なぜ、区民の声を聞かずに次々と(公約に反した)公共事業をすすめるのか。
■区長答弁
住民の意見と相対して話し合うべきという意見は受け止める。
●質問
具体的にはどうするのか。
■答弁(区長は答えず、副区長答弁)
今後議論する。
≪世田谷区の庁舎建て替え問題について≫
●質問
老朽化が進んでおり、長期的には避けて通れない問題。
区長のビジョンを示してほしい。
■区長答弁
区長としての長期ビジョンは示すべきと思う。
●質問
いつまでに示すのか。
■政策経営部長
平成25年の夏までを想定したい。
●質問
区長もそういうことで良いか。
■区長答弁
政策経営部長の言った通りだ。
区長は世田谷区のトップであり、区民による選挙で選ばれた絶対的な存在です。
厳しい質問も正面から受け止めて、堂々と議論してもらいたい。
それはリーダーの最低限の責務です。
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