国政、地方政治を問わず「こうしたい!」との思いを持ち、それを実現しようと真剣に取り組む人が増えれば、世の中は少しずつでも良い方向に進む。
世田谷区議会議員、桃野芳文です。
本日は、「地方の時代」映像祭へ行ってきました。場所は丸の内の「関西大学東京センター」。会場案内にポスターが使われていましたが、これは関西で開催された際のものかな。東京会場は本日12/2(土)の開催です。
今日はグランプリ受賞作品、NHKの「立つ女たち ~女性議員15%の国で~」の上映と、その後のパネルディスカッション。大変勉強になりました。
「立つ女たち ~女性議員15%の国で~」は、子育て中の女性が市議会議員選挙に立候補し奮闘する様子を描いた作品です。以下はパンフレットより。
「立つ女たち ~女性議員15%の国で~」
・制作意図
地方議会選挙について、これまでメディアは当落中心の報道が主で、地方社会の問題やその後の議員・議会の取り組みと併せて報じることは多くなかった。 しかし今、地方政治への関心は薄れ、 議員高齢化や無投票議会の増加など問題が増加。そこで今回女性候補が増えるという予測をもとに、彼女たちのリアルな選挙戦を追うことで、地方に住む女性の今を浮かび上がらせたいと企画した。 茨城と長崎の2人の市議会議員候補者も取材者も、選挙結果がどうなるか読めない中、その紆余曲折の3か月を記録。 渦中の候補者の率直な思いを伝えるべく、ナレーションなしで彼女たちの声で構成した結果、 今、地方に生きる女性の気持ちが詰まった番組が完成した。
・あらすじ
4月の統一地方選挙で、 女性議員の当選者数が史上最多を記録した。これまで日本は女性議員の割合が15% と著しく低く、 女性議員数がゼ口か1の地方議会が4割を占めていた日本の地方議会。 番組は選挙の3か月前から、政党や団体の支援なしで、 子育てしながら選挙に挑む茨城と長崎の2人の地方市議会議員候補に密着。 シングルマザーで仕事と育児をしながら挑む難しさ、 従来の方法とは違う新しい選挙活動をする困難さなど、 市井の女性が政治に挑む時に立ちはだかる現実に、 彼女たちはどう向き合うのか。 そして、 当選を果たせるのか。自らの問題意識を貫き“立つ”彼女たちの姿を通し、 地方選挙、 そして地方に暮らす女性たちのリアルを描き出す。
当事者として市政に参画したいと選挙に出た、つくば市議会議員選挙の候補者、長崎市議会議員選挙の候補者、日立市議会議員選挙の候補者、それぞれの女性を追いかけたドキュメンタリー。
議会は言わずもがな、民主主義にとって大切な場所です。例えば世田谷区議会であれば、世田谷区民の声を区政に反映するところ。当然、子育てに奮闘する最中の女性の声も反映されてしかるべき。
議員になって実現したい政策があれば、先ずは立候補しなければなりません。そして選挙を通じて選ばれなければなりません。
国政、地方政治を問わず「こうしたい!」との思いを持ち、それを実現しようと真剣に取り組む人が増えれば、世の中は少しずつでも良い方向に進むと、桃野は信じています。
だからこそ、性別、年齢、子育て中か否かを問わず、選挙に挑める世の中に。
有権者は、絶対にそんなことはないので「誰がやっても同じ」などとは考えないで欲しい。そして「議会って、誰が何をやってるかわからない」ではなく、ほんの少しでも関心を持ってほしい。各議員や候補者のSNSを検索することなどは、通勤通学の電車の中でもできるのだから。
世の中を変えるのは、選挙での一票一票。そんなことを改めて考える時間となりました。
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