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2023-07-12

名古屋市教育委員会が取り組む「校内の教室以外の居場所づくり」。校長先生や教員の方からエピソードを聞いても、大切な場所であることがわかります。

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世田谷区議会議員、桃野芳文です。

今日(7/12)から3日間、区議会文教委員会のメンバーで他自治体の先進事例を学びます。

今日は名古屋市へ。

名古屋市教育委員会「新しい学校づくり推進部 新しい学校づくり推進室」が取り組む「校内の教室以外の居場所づくり事業」について、名古屋市立日々津中学校「ひだまりルーム」でお話を伺い、また実際にその居場所も見せていただきました。

教室へ入れない児童生徒が安心して過ごすことができる教室以外の居場所づくり。名古屋市立中学校110校のうち現在51校で、このような場所が作られています。名古屋市教育委員会 新しい学校づくり推進室の平松室長によると、これから110校全校に広げていきたいとのこと。

ひだまりルームは、不登校の生徒、不登校傾向のある生徒を受け入れ、自分のペースで学校で過ごしてもらおうとする場所。ただの居場所(スペース)ではなく、教員が配置され、生徒に合わせた学びを提供しています。

令和4年度より始まった事業で、初年度は30校、前述のように令和5年度は51校で実施されています。令和5年度の予算は約1億4000万円。その大半は教員の人件費。

今日の視察時は生徒達から生の声を聞くことができませんでしたが、世田谷区議会から視察が来るということでこんなメッセージを残してくれていました。

ひだまりルームは、まさにリラックスして自分のペースで、勉強したり、遊んだりできるスペースのように感じました。校長先生や教員の方から、生徒にまつわるエピソードを聞いても、不登校、不登校傾向のある生徒には大切な場所であることがわかります。

学校に行けない生徒、学校には行けても教室に入れない生徒、何かのきっかけで教員や友人との関係がうまくいかなくなった生徒、学校にはいろいろな生徒がいます。それぞれ一人一人が安心して過ごせる場所があることは必要でしょう。

こうした居場所づくりのために教室(居場所としての空間)を設置し、人件費をかけて教員を配置する。世田谷区でも参考にすべきとても良い取り組みだと感じます。

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