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2022-10-06

先進的で良い内容だったのに。世田谷区の「職場におけるハラスメントの防止に関する基本方針」。区は結局「基本方針が間違ってました」と書き換えるそう。

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世田谷区議会議員、桃野芳文です。

本日のブログも桃野の世田谷区議会決算特別委員会での質疑より。世田谷区のハラスメント対応方針について。

これまで桃野は、世田谷区のハラスメント対応について議会で取り上げてきました。以下関連ブログ。

世田谷区の定める「職場におけるハラスメントの防止に関する基本方針」。「ハラスメントは絶対に許さない」との強い意志を示しているのかと思いきや。

 

世田谷区では、「職場におけるハラスメントの防止に関する基本方針」を定めていますが、その冒頭で基本的な考え方として「ハラスメントは許さない」との強い決意を示しています。

 

区は、職場におけるハラスメントを断じて許さないという決意のもと、ハラスメントの 未然防止と対策について、総合的・組織的に取り組み、ハラスメント・ゼロを目指すとと もに、ハラスメントに関する苦情や相談に適切に対応し、職層等を問わず、職員が互いに尊重しあいながら、快適に働くことができる職場環境を確保することとする。

 

そして、ハラスメントの定義や、ハラスメント被害の申し出があった場合に組織としてどのように対応するかを示しています。

■以下、一部抜粋

 

更に、厳密な意味での職場だけでなく、職場の延長と考えられる場所で起こったこと、更に委託業務に従事するものなど、職場で働く”職員以外の者”、も基本方針の対象だとしています。

 

■こちらも抜粋

 

つまり、仕事の後に開催された懇親会などで起きたハラスメントも対象、職員が委託事業者に対して行ったハラスメントも対象ということ。職場、職員という意味を幅広く捉えて、そこでのハラスメントは許さないと示しているのは非常に先進的で良い考え方だと思います。

ところが、このハラスメント防止基本方針がその通りに機能していないと思わざるを得ない出来事が起きています。桃野はこれまで基本方針で示している内容と区の実際の対応が乖離していると指摘をしてきました。

今回、桃野が改めて問うと区側は「基本方針が間違っていたので書き直します」との答弁。

今、政府は組織に雇われずに働いているフリーランスの方々の労働環境を整備しようと、いわゆる「フリーランス新法」の制定に向けて活発に動いています。

今回の「基本方針の書き換え」はこうした流れにも逆行するものではないでしょうか。フリーランスの権利保護に消極的な世田谷区。非常に残念です。

質疑の様子は以下動画でご確認ください。「職場におけるハラスメントの防止に関する基本方針」に関する質疑は冒頭から15分30秒まで早送りするとご覧いただけます。

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