世田谷区内でもアライグマ、ハクビシンの被害相談が寄せられています。天井裏に侵入すれば糞尿が溜まり天井が腐って抜け落ちてしまうことも。
世田谷区議会議員、桃野芳文です。
東京都内で、アライグマやハクビシンなどの野生動物の目撃情報や相談件数が年々増加しているとの報道がありました。世田谷区内で生息するハクビシンの様子も放送されていたようです。以下、yahoo!ニュースより。
桃野も世田谷区役所の駐車場でハクビシンに遭遇したことがあります。カメラを向けると一目散に逃げていきました。これは2019年3月19日、夜8時ごろの写真。
世田谷区役所の駐車場でハクビシン発見。初めて見た。 pic.twitter.com/DWPS1956Td
— 桃野芳文(世田谷区議会議員) (@momono4423) March 19, 2019
アライグマの法令等の位置付けは「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律」に基づく狩猟鳥獣、「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律」に基づく特定外来生物、「我が国の生態系等に被害を及ぼすおそれのある外来種リスト」における総合対策外来種(緊急対策外来種)。
ハクビシンの法令等の位置付けは「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律」に基づく狩猟鳥獣、「我が国の生態系等に被害を及ぼすおそれのある外来種リスト」における総合対策外来種(重点対策外来種)
※東京都環境局のサイトを参照
アライグマは特定外来生物として駆除対象になりますが、ハクビシンは明治以降に移入した動植物を対象とする外来生物法に基づく特定外来生物に指定されていません。実害を理由とした都知事による有害鳥獣認定によって、捕獲可能となっています。
ハクビシンやアライグマによる被害例、被害特徴は以下です。(以下世田谷区の資料より)
■ハクビシン
・果樹を荒らす
・天井裏に侵入し、特定の場所にフン尿(ためフン)をする。 天井が腐って抜けてしまうことがある。
■アライグマ
・犬や猫などペットのえさを奪うためにペットに襲いかかる。
・鋭い爪で引っかいて穴を開けるなど家屋を破壊して侵入する。
・ 鯉や金魚が食べられたり傷つけられたりする。
■各自で実施できる防除対策は以下です。
・家屋への侵入を防ぐために、縁の下や通風口、屋根と壁の間など、ハクビシンやアライグマが侵入できそうなすき間を塞ぐ。
・もし侵入されてしまったら、燻蒸、燻煙式の殺虫剤を焚くなど、動物や害虫を外に出してから速やかに侵入口を塞ぐ。
・建物に面した木の枝を切るなど、屋根に登りづらくする。
・生ごみやペットが食べ残したエサ、庭木の果実を放置しない。
ハクビシンまたはアライグマによる汚損や悪臭などの被害に遭われ、捕獲器の設置を希望される場合、世田谷区が専門業者(委託)を派遣し、捕獲器を設置します。捕獲器の設置には条件があります。詳細は以下のサイトをご覧いただくか、世田谷区役所の環境保全課にご相談ください。
【ハクビシン・アライグマ対策】(世田谷区のサイト)
世田谷区役所 環境保全課(電話:03-6432-7137、ファックス:03-6432-7981)
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