生後すぐの赤ちゃんはほとんど見えません。1歳で約0.2、2歳で約0.4、3歳までに急速に発達し、6歳で完成(1.0〜1.2)します。弱視の早期発見を。
世田谷区議会議員、桃野芳文です。
先日、世田谷区で「子どもの弱視を早期発見するための取り組み、多角的屈折検査」が始まる見込みであることをお伝えしました。
以下、2021年12月22日の桃野ブログです。
弱視は早期発見、早期治療で治療可能なことがほとんど。我が会派の提言が実り、来年度から「3歳児健診での多角的屈折検査」が導入される見込みです。
そしてタイミング良く、今日の読売新聞夕刊「教えて!ヨミドック」で、多角的屈折検査に関する記事が掲載されていました。
記事は、既に3歳児検診に屈折検査を導入している自治体があること、全市町村で屈折検査を導入している群馬県では「要治療」の子どもの割合が2019年に2.2%となり、屈折検査導入前の約20倍に増えた(検診で子どもの弱視を発見できた)ことを伝えています。
世田谷区でも、これまで見逃されていた子どもの弱視が、屈折検査導入で見逃されなくなり、早期治療につながることを期待しています。
上記「教えて!ヨミドック」の記事は、本日夕刻(12/25)時点でネット版には掲載されていませんでしたが、検索してみると12月22日付けの読売新聞ネット版に屈折検査の記事が掲載されていました。桃野ブログと併せてこちらの記事もご覧ください。
先日ブログ等でもご報告しましたが世田谷区でも導入予定です。子どもの弱視を早期発見して適切な対応に繋げたい。→屈折検査機器 導入補助…「弱視」早期発見に期待 : 解説 : 読売新聞オンライン https://t.co/5gp6IuLQhq
— 桃野芳文(世田谷区議会議員) (@momono4423) December 25, 2021
人の視力は3歳頃までに急速に発達し、6〜8歳頃に確立して、生涯の視力が決まるといいます。3歳児検診は弱視を発見し早期治療につなげるとても重要なタイミング。
一方、世田谷区も来年度からの導入ですが、まだ全国の自治体で屈折検査が普及しているとは言い難い状況です。前述の読売新聞「教えて!ヨミドック」では以下の項目に該当するお子さんは眼科医受診を、と勧めています。
子どもの弱視は早期発見、早期治療で治療できる可能性が高いものです。お子さんの様子に気を配り、心当たりの点があれば是非、眼科医を受診させてください。
以下、2021年12月25日(土)読売新聞「教えて!ヨミドック」より。
■気になる様子
・よく目を細める
・ものを見る時、顔を回したり、頭を傾けたりする
・ひどくまぶしがる
・顔を絵本に近づけて読む
・明るい屋外で片目をつぶる
■黒目の状態
・内側に寄ったり、外側や上にずれたりする
・中心が白っぽい
・大きさが左右で違う
・揺れている
■まぶた
・下がっていて開きづらい
■その他
・家族に弱視、斜視、生まれつき目の病気(白内障など)の人がいる
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