来年4月より「せたがや公園キンカン三姉妹ミニSL」が走ります。子どもたちの笑顔を乗せて、いつまでも走り続けられるよう。桃野も知恵を絞ります。
世田谷区議会議員、桃野芳文です。
世田谷公園のミニSLが、来年4月から「せたがや公園キンカン三姉妹ミニSL」となります。
虫刺され、かゆみにキンカン。あのキンカン。
この度、株式会社 金冠堂(代表取締役社長 山﨑 充、所在地 世田谷区若林)様が、ネーミングライツパートナーになって頂けることとなりました。令和4年4月より3年間の契約で、金冠堂様から世田谷区へは毎年100万円をお支払いいただきます。
金冠堂様にとっては命名権の取得(ネーミングライツ)となり、世田谷区にとっては貴重な税外収入。来春より駅舎や客車にも「キンカン」の文字が入ります。
世田谷公園のミニSLは、区が「事業見直しの対象」としていた時期があります。簡単に言えば、「お金がかかるから廃止することもやむなし」と区が考えていた施設。そこに区議会からストップをかけたということがありました。桃野が議員になる以前、平成14年から平成15年(2002-2003)にかけてのことです。
世田谷公園のミニSLは、区政50周年記念事業として昭和57年(1982)に開設されたものですが、当時は正真正銘のSLで、石炭と水を使った水蒸気で走っていました。
平成15年ごろ、運営の年間維持経費は約4000万円、SLの老朽化が進み、設備の更新が必要な時期にもなっていました。区は、蒸気を動力とした車両を導入するとすれば、2台で約1億7000万円の経費がかかると見込み、廃止を含めた事業見直しを打ち出したという経緯です。
当時、存続を求める区民の声もあったでしょう。区議会からも「子どもたちの為に存続を」の声が上がり、また様々な議論を経て「費用低減のため、蒸気機関車ではなく電動機関車にして存続」の道が選択されました。平成16年以降はバッテリーを搭載した電動機関車となって走り続けています。
(上写真:世田谷サービス公社のサイトから)
そうした経緯を思い起こせば、この度、金冠堂様に運行経費の面でバックアップして頂けるのは本当にありがたいこと。子どもたちの笑顔を乗せて、SLがいつまでも走り続けられるよう。桃野も議会から知恵を絞っていきたいと思います。
■以下写真は区の資料より抜粋
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