新型コロナワクチン。「副反応が不安なので打たない」という方が多ければ効果は期待できない。
世田谷区議会議員、桃野芳文です。
新型コロナウイルスのワクチン接種に向けた準備が世田谷区でも進んでいます。当然、接種券配布などにもお金がかかりますから来年度の予算編成にも大きく関係しますし、又今年度中(3月まで)に必要な予算については「補正予算」(二桁億円規模)を組んで対応することになるでしょう。
一方、ワクチンの副反応(副作用)についても不安だという声がありますね。現時点で、桃野の周囲には「私は、ワクチンは打たない」と断言している方もいらっしゃいます。
副反応については以下参考ブログ。
【新型コロナワクチン。打つ?打たない?感染症専門医が海外の接種事例から読み取る答えは】(2021.01.20 桃野ブログ)
以下は時事通信の記事ですが「コロナの感染拡大が抑えられる集団免疫の達成には、人口の6~7割が免疫を獲得する必要」。国民へのワクチン接種が始まっても、多くの国民が「副反応について不安なのでワクチンは打たない」となってしまえば、その効果を期待することができません。
1年延期された東京五輪・パラリンピックの開催が約半年後に迫る中、新型コロナウイルスの世界的な流行には収束の兆しが見えません。ワクチンによる感染抑制が大会実施の成否を左右しますが、先進国、途上国とも接種ペースは鈍く、カギとなる「集団免疫」の獲得は困難な情勢。https://t.co/65BQGeicZe
— 時事ドットコム(時事通信ニュース) (@jijicom) January 19, 2021
そんな声に応える動きと言えるでしょう。本日(1/24)の読売新聞は以下報じています。
【独自】ワクチン副反応の専門機関、全都道府県に確保…厚労省方針https://t.co/TkNUhdm76C#社会
— 読売新聞オンライン (@Yomiuri_Online) January 23, 2021
厚生労働省は、新型コロナウイルスのワクチンの副反応(副作用)に対応する専門的な医療機関を、都道府県ごとに確保する方針を決めた。副反応が起きた場合、接種を受けた人がかかりつけ医を通じてスムーズに受診できるようにする。3月をめどに体制を整え、高齢者らへの優先接種に備える。
(引用以上)
「副反応に対応する専門的な医療機関を全都道府県に確保します。現在のところ、重い副反応の頻度は高くありませんが、もしも貴方に重い副反応が出た場合は専門機関で診察します」となれば、副反応が心配という方の気持ちも和らぐのではないでしょうか。
新型コロナワクチンの接種は既に欧米各国などで始まっていますが、それで国内での接種が「見切り発車的」に行われる訳ではありません。国内で昨年10月から、日本人における有効性、安全性の確認の為の臨床試験が行われており、厚生労働省が有効性、安全性を確認した後、実際のワクチン接種実施へと進むことになります。
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