世田谷区内の文化財をもっともっと活用できないか。例えば子ども達が郷土の歴史を知るために。
世田谷区議会議員、桃野よしふみです。
本日のブログも先の区議会一般質問から。
区内で出土する文化財等についてです。
これまでも文化財については、議会で取り上げ、又ブログでもご報告してきました。
世田谷区では縄文時代や古墳時代などの様々な遺物が出土するのですが、その出土品や遺跡などの情報が広く区民に行き渡っているかというとちょっと疑問を感じる状況。
教育資源でもあるこれらの文化財をもっと活用できないかというのが質問の趣旨ですが、併せて関連予算についてもコスト削減を図り、浮いたお金で新たな取り組みができないものか、とも考えています。
例えば、出土品の保管の問題。
区内で発掘された出土品の多くは現在、区が賃借する「烏山倉庫(区内)」「佐野倉庫(栃木県佐野市)」で保管されています。両倉庫は民間施設を借りての運用で、その賃借料合計を過去5年遡って調べると、年間約610万円から750万円で推移していました。
保管するだけでも結構なお金がかかるもんですよね。
出土品は毎年出ますので(工事などで地面を掘りおこすので出る)、再整理調査などで保管、廃棄の峻別をしても、劇的に収蔵品が減少することはありません。
よって、今後も同程度の費用が発生し続けるとすれば、区有地に簡易な保管用倉庫を建てることも検討すべきではないかと考えています。
又再整理調査などには、平成26年度で約1,100万円、平成27年度で約560万円の費用がかかっています。この調査等を教育資源と捉え活用する事も検討できるのではないかな。
例えば、見える化。
学校の課外授業のようなもので、その作業を見学してもらったり、児童・生徒と一緒に作業をしたり。又、出土品をデジタル博物館のように整理して、オンラインでアクセスできるようにする。区内小中学校などで様々な文化財の映像、動画、解説にアクセスできるようにすれば、子ども達も郷土の歴史を楽しく学べるのではないか。
そんなことも考えています。
質問の様子は世田谷区議会のホームページで動画でご覧いただけます。
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平成29年第1回定例会
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2月24日本会議、一般質問
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