2016-12-25
都立高校で「原則禁止」なのに、区立小・中学校では「校長が良いと判断すればOK」というルールにしてしまうのか。
世田谷区議会議員、桃野よしふみです。
今日はクリスマス。そして、今年最後の日曜日ですね。
いよいよ、今年も残り一週間。
さて、今年話題になったことの一つに「組体操」がありました。世田谷区の区立小学校で起きた組体操の事故(練習中の事故)で後遺症が残る怪我を負った児童がいたことなどから、区議会でも質問として取り上げられてきました。
桃野は組体操、それ自体を決して否定はしませんが、世田谷区立の小中学校でも骨折などの事故が相次いでいるのは事実。学校によっては(教員の考えによっては?)より高く、より大きな組体操を完成させるのが良いことだと、演技がエスカレートしているきらいはないでしょうか。「やりたい」と思っているのは誰なのか。そんな疑問も感じます。
子どもたちに協調性や達成意欲を教えるのなら、何も巨大組体操でなくても良いと思うのですが。。。
そんな中、東京都教育委員会は、学校での事故が相次いでいることから、特に危険性が高い「ピラミッド」と「タワー」の2つの種目について、来年度以降、都立高校などで原則、禁止するとしました。(こちらはNHKニュース)
一方で東京都は「区市町村立学校に関しては、区市町村教育委員会が適切に判断するべき」としていて、その結果、世田谷区では「各学校の校長が責任を持って判断すべき」であるとしています。これ、桃野には「どういう結果が起きても、その責任は校長にある」と突き放しているようにも見えてしまう。
都立高校では「原則禁止」となっているものを、それよりも未熟な小・中学生に対しては「校長が良いと判断すれば良い」というルールにしてしまうのは、どうも理解できません。
年が明ければ、春の運動会シーズンもすぐそこです。
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