「誰も見てない」の思いから、悪いことをする人がいるのでは?不正を防ぐコストとして10万円。どうでしょうか?
世田谷区議会議員、桃野よしふみです。
一昨日(10/30)、富山市議会議員補欠選挙が告示されました。
報道によると、新人25人が立候補したようです。
この補欠選挙は、自民党会派の議員10人と民進党系会派の議員2人が、政務活動費を不正取得していたと発覚、その後、12議員が相次いで辞職したことに伴うもの。別の理由で辞職した議員が他に1人おり、欠員13議席を補う補欠選挙となりました。
選挙戦では当然、政務活動費の使徒の透明化は大きな争点となることでしょう。
そして、政務活動費にまつわる様々な不正を防ぐには、やはり情報公開が一番。
「誰が何にいくら使ったか」。議員が全ての領収書を有権者に明らかにすればいいんです。
例えば、自宅のパソコンから、手の中のスマホから、誰もが簡単に領収書1枚からチェックできるとすれば、それは不正に対する大きな抑止力になるはず(これまで何度もブログにも書いてきました)。
多分、議会関係者なら誰でもわかっていることだと思うのですが・・・。
しかしながら、今朝(11/1)の読売新聞によると、東京23区の区議会で、領収書のネット公開は1区(世田谷区議会)のみ。ちなみに、東京都議会もネット公開をしていません。
■2016年11月1日(火)読売新聞より
世田谷区議会議員の政務活動費の領収書チェックはこちらから可能です。
読売新聞の記事によると、世田谷区で政務活動費をネット公開するためにかかる費用は10万円前後だそう。
桃野は、我が議会のことながら、ネット公開の費用はこの記事で初めて知りましたが、その効果に比べれば大した費用ではないですよね。
来夏に予定されている東京都議会議員選挙、そして2019年の春に予定されている統一地方選挙。有権者の皆さんは「政務活動費に関する領収書のネット公開」について、積極的に進めることを約束する議員に投票するというのはいかがでしょうか。
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