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世田谷区の桃太郎 桃野芳文Webサイトです
2021-07-05

東京都議会議員選挙の結果から雑感。そして選挙期間中、無免許運転で人身事故を起こしていた都議がいるなんて。加えて報道はどうあるべきかという問題。

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世田谷区議会議員、桃野芳文です。

昨日、東京都議会議員選挙が行われました。結果は、4年前に大きく議席を減らした自民党が都議会第一会派に復帰。第一会派だった都民ファーストの会は45議席から31議席と議席を減らしたものの、マスコミによる事前予想に比べれば「この程度の議席減に踏みとどまった」という印象です。都民ファーストの会は、自民党33議席に次ぐ31議席で第二会派となりました。

ここで注目は、議案が可決されるか否決されるかの鍵を握る「過半数」。東京都議会の定数は127ですから、議案の行方を握る「過半数」は64。自民党と都民ファーストの会の議席数を足せば丁度64になります。

一方で都民ファーストの会に共産、立民を加えても、その議席数は過半数を超えます。さてこれからどういう政治力学が作用するか。

そして本日はこんなニュースも。

報道によると、東京都議会議員選挙で都民ファーストの会から立候補して当選した木下富美子議員(54歳、板橋区選挙区)が、選挙期間中の今月2日、無免許の状態で車を運転して事故を起こしていたとのこと。木下議員は2日の午前7時半ごろ、自分の選挙区の板橋区高島平の交差点で乗用車を運転中、50代の男性が運転する車と衝突する事故を起こしていたそうです。相手の車を運転していた男性と一緒に乗っていた女性が軽いけがを負ったと言いますから人身事故ということになりますね。当時、木下議員は免許停止の処分を受けて無免許の状態だったということです。

先ず、免許停止の処分を受けていたということですから、普段どんな運転をしていたのだろうか、遵法意識に欠けるようなドライバーだったのではないかと想像してしまうのですが、おまけに免許停止期間に車を運転するというのは、一体どういう了見なのか。車というのは時に人の命を奪う凶器にもなるもの。こういう人がハンドルを握っているかと思うと恐怖を覚えます。

そして、2日に起こした事故が、選挙の投票日の翌日、5日になって報道されたというところにも注目せざるを得ません。

警察が情報を止めていたのか、止めていたとは言わないまでも「この程度の事故は積極的に発表しない」ということだったのか。はたまたマスコミが情報を止めていたのか。もしくは何か他の理由か。それはわかりませんが、恐らく2日の事故後、投票日までにこのニュースが報道されていれば、有権者の行動に大きな影響を与えたでしょう。木下議員の選挙区である板橋区の有権者のみならず、東京都議会議員選挙全体の結果にも影響を与えたはずです。

実際、今日になって大きく報道されているわけですから、ニュース性のある交通事故であることは間違い無いでしょう。

そこで思うのは、投票日までにこのニュースが報じられると「選挙の公正性が歪められてしまうから控えるべき」なのかということ。

例えば、投票日前日、A候補者が万引きをした疑いで逮捕されたが、A候補者本人は否認している。A候補者曰く「誰かが自分を嵌めようと鞄に商品を忍ばせたに違いない」と言っているとします。これは、報道されるべきかどうか。これは報道する側にも難しい判断を迫られると思います。仮にこれが報じられた後にA候補が落選、ところが選挙後にA候補者が無実だったことがわかれば取り返しがつかないことになりますから。

では、今回の木下議員の事故の件はどうなのでしょう。もし、木下議員が事故を起こしたことが事実、つまり被害者も加害者もその事実を認めていて争いが無く、無免許だったことが客観的事実として確認できれば、これは報道されるべきニュースなのではないかと、桃野は思います。

今回の事故がニュースになる経緯が不明なので、マスコミが選挙後までこの事故を知らなかったという可能性もあるとは思います。でも、そうだとすると警察の事件事故の「公表基準」はどうなっているのか。それが気になります。

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