世田谷区内にも急傾斜地があります。大雨と共に崩れれば大きな被害が出ることも想定されるでしょう。敷地の擁壁や斜面(がけ)の適切な維持管理を。
世田谷区議会議員、桃野芳文です。
熱海で発生した土石流は、「生存率」が急激に下がると言われている「発生から72時間」を過ぎました。7月6日の13時半時点で安否不明者が29名となっています(死者は4名)。
【速報 JUST IN 】熱海 土石流の安否不明者 静岡県が新たに5人公表 計29人にhttps://t.co/PZA1fSe2aD
— NHKニュース (@nhk_news) July 6, 2021
土石流の被害が起きた場所の上流付近には、開発行為による「盛り土」が行われてよう。土石流が発生した要因について「盛り土のあった場所は地下水が集まりやすい場所で、この場所が土石流の起点になった可能性がある」との専門家の指摘も報道されています。※現時点では盛り土と土石流発生の因果関係は明らかになってはいません。
土石流 その時現地で何が? “盛り土”に潜むリスク #nhk_news https://t.co/oqYzdbhG2m
— NHKニュース (@nhk_news) July 5, 2021
土石流の恐ろしさは、以前のブログでもその動画と共にご紹介しました。発生してしまってからその被害を回避することはとても困難です。以下参考ブログ。
【熱海市の土石流。市の「避難指示」発令は被害発生後だそう。対応に瑕疵は無かったか。検証は必須。そして東日本大震災時の石巻市立大川小学校を想う】(2021.07.04 桃野ブログ)
世田谷区内には、国分寺崖線沿いなどの急傾斜地があります。こうしたところが大雨と共に崩れれば周囲に大きな被害が出ることも想定されるでしょう。区から区民の皆さんへは従前より「敷地の擁壁や斜面(がけ)の適切な維持管理」をお願いしております。この機会に是非ご確認下さい。
【敷地の擁壁や斜面(がけ)の適切な維持管理について】(世田谷区のサイト)
世田谷区では、既存の擁壁を造替える工事、又は斜面(がけ)に擁壁を築造する工事を検討されている方について、次の支援制度を設けています(注:補修工事は対象外です)。
・擁壁改修専門家派遣制度
敷地の擁壁の築造、または造替える工事(ただし補修工事は除く)を検討している方に、擁壁に関する専門家を派遣し、新たに築造する場合の擁壁の構造や、概算工事費を無料でご提案します。詳しくは、こちらをご覧ください。 擁壁改修専門家派遣制度のご案内
・擁壁の改修等補助金(通学路に面する敷地)
区立小学校の通学路に面する、安全上問題のある擁壁・斜面(がけ)について、所有者が敷地擁壁の築造、または造替え工事(ただし補修工事は除く)を行う場合に、工事費用の一部を補助します。詳しくは、こちらをご覧ください。通学路に面した擁壁改修等工事の補助制度
■国分寺崖線イメージ
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