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2021-07-04

熱海市の土石流。市の「避難指示」発令は被害発生後だそう。対応に瑕疵は無かったか。検証は必須。そして東日本大震災時の石巻市立大川小学校を想う。

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世田谷区議会議員、桃野芳文です。

7月2日夜から3日にかけて、東海や関東の太平洋側を襲った大雨。静岡県熱海市伊豆山地区では土石流が発生し、多くの被害が出てしまいました。7月4日(日)15時36分時点のニュースでは、2名が死亡、20名が依然行方不明、被害に遭った建物は130棟とのことです。

熱海の土石流、建物130棟に被害 依然20人不明】(日経新聞web版、2021.07.04 15:36更新)

心より亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。又、行方不明の方々が一刻も早く見つかりますよう祈ります。

土石流とは非常に恐ろしい現象で、以下の動画をご覧頂ければ、飲み込まれればひとたまりも無い、とにかく土石流の前兆を掴み、速やかに逃げるしかないと言うことがわかります。

土石流について、神奈川県のホームページにわかりやすい解説がありました。

土石流とは】(神奈川県のサイト)

以下、一部抜粋です。

土石流とは?:山腹や川底の石や土砂が、長雨や集中ごううなどによって、いっきに下流へ押し流されるものを土石流といいます。その流れの速さは、時速20キロメートルから40キロメートルと、自動車なみのスピードです。なかにはゾウの何倍もある大きな岩がまじったものもあり、すさまじいいきおいで家や田畑をおし流してしまいます。

こうした時、先ずは行方不明者の捜索に全力を尽くすとと共に、できるだけ早く町の復旧、復興を進めなければなりませんが、併せて災害時の行政の対応に問題はなかったのかについても検証がなされなければなりません。

例えば、今回の土石流の起きた静岡県熱海市では災害発生まで「避難指示」が発令されませんでした。熱海市は2日午前10時に体の不自由な人などに避難を呼びかける高齢者等避難(警戒レベル3)の情報を発令しましたが、避難指示(同レベル4)には至らず。最大級の警戒を呼びかける緊急安全確保(同レベル5)を出したのは、土石流の発生から約30分経過した、3日午前11時過ぎでした。

熱海市「避難指示」出さず 警戒引き上げは土石流発生後】(2021.07.03 日経新聞)

こうした市の判断に問題はなかったのか、今後の検証は必須でしょう。どうすれば被害を最小限に止めることができたのか。これを検証することが、今後の「救える命」を増やすことに繋がります。

さて、2010年の東日本大震災においても「救えた命」があったと裁判所が判決を下しています。

2010年3月11日の東日本大震災の津波で犠牲になった宮城県石巻市立大川小学校の児童23人の遺族が、市と県を相手取り約23億円の損害賠償を求めた訴訟。最高裁第1小法廷(山口厚裁判長)が、震災前の学校の防災体制に不備があったとして、市と県に約14億3600万円の支払いを命じました(二審・仙台高裁判決が確定)。

石巻小学校では、当時108名の児童が在学中でしたが、その3分の2にあたる74名が犠牲となっています。その時何が起きたのか。事実を明らかにし、これからの”救える命”を増やすことで、彼ら彼女らの御霊が安らかになるのではないでしょうか。

現在、この国家賠償訴訟という、困難な裁判を戦い抜いた児童の遺族、二人の弁護士を追ったドキュメント映画の制作が計画されています。あの日何が起きたのか。それを明らかにするためにどれほどの努力が必要だったのか。これを末長く後世に伝えるため、この映画は大切な記録となることでしょう。

映画制作のためのクラウドファンディング(3000円から寄付が可能)も行われています。ご興味のある方はぜひこちらもご覧下さい。

いのちの記録~大川小津波裁判を闘った人たち~ドキュメンタリー映画 制作支援プロジェクト

 

■こちらもご参考に。

「大川小学校」の訴訟に挑んだ2人の弁護士――判決後も原告遺族と向き合う理由 【#あれから私は】(CREATORS)

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