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世田谷区の桃太郎 桃野芳文Webサイトです
2011-10-26

「子ども医療費・無料」を見直し!? その前にやることがあるだろう!

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昨日(10月25日)の東京新聞より。
「子ども医療費 世田谷、無料見直しへ」
世田谷区では、0歳から15歳までは医療費が無料。
現在、区は、この制度の見直しを検討しているという記事です。
以下は記事の抜粋・要約。
中学生まで医療費を無料にする子ども医療費助成制度について、世田谷区が見直しを検討することになった。
財政事情が苦しい中、政策を洗い直す。
区は、具体的な見直しの内容は「区民意見などを聞いてから」(政策経営部)とするが、所得制限の導入、一部自己負担化が柱。早ければ年度内に方向性を出す。
所得制限は、都の制度では、夫婦と子ども一人のサラリーマン世帯で年収817万7千円以上を設定している。
このラインに準じた場合、世田谷区ではおよそ半数の世帯が対象から外れる。
子ども医療費の全面無料化は、都内二十三区はすべて導入。
千代田区は十八歳の高校生まで対象を広げている。
(以上、抜粋・要約)
先ず最初に、区長ならびに世田谷区のこの件に取り組む姿勢に疑問を感じます。
一昨日は、15:00より区長の定例記者会見が行われていました。
話しの大部分は、「弦巻の放射能」の件。
区長は弦巻の件について「全庁あげて迅速な対応ができた」と自画自賛していました。
(私が区に弦巻のホットスポットついて連絡を入れたのが10月3日。区の発表は10月12日と決して迅速な対応ではない)
一方で、「子ども医療費」については、一切の話は無かった。
翌日、新聞の記事になるという事は、その時点で、区長の頭の中に「子ども医療費見直し」が既に入っていたと考えて間違いありません。
本来、区民の皆さんに新たな負担をお願いするつもりであれば、放射能問題への自画自賛はさておき、なぜ、区長が自らの言葉で区民の皆さんにその主旨を語りかけないのか。
なぜ、行政のトップである区長が区民に直接、新たな負担についてお願いしないのか。
そしてもう一つ。
区としては、「世田谷区は財政難。だから区民のサービスを削る」という考えなのでしょう。
しかし私は、「その前に、やるべきことがあるだろう!」と言いたい。
公務員人件費の削減、区の外郭団体である世田谷サービス公社の埋蔵金、等に加えて、先に明らかになった区のずさんな補助金事業の見直しなど。
お金がないから、増税をする。
お金がないから、行政サービスを削る。
そういわれると、「お金がないなら、しょうがないかな」と考える人もいる。
日本人は優しい、そして公共のために身を切る覚悟がある人が殆どだ。
だからといって、なし崩し的に、「増税」や「行政サービスの切り捨て」を認めてはいけない。
私は、本当のことを明らかにし、「先にやるべきこと」を区民の皆さんに知らしめる。
これは、議員の大切な仕事の一つだと考えています。

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