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2016-03-18

ある区民の方からご相談を受けたのが事の発端。 「えー、保育所がそんなことやっちゃダメでしょ!」という話し。

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世田谷区議会議員、桃野よしふみです。
本日も、予算特別委員会の桃野質問から。
今日は保育園における「保育料の値上げ」について。
ある区民の方からご相談を受けたのが事の発端。
「えー、保育所がそんなことやっちゃダメでしょ!」というのが第一印象。
そこで色々と調べて、委員会で取り上げました。
事の内容は以下です。
世田谷区のある認証保育園で、先日、保育事業者から保護者に対し「4月から保育料を値上げする」という話しがあったそうです。
ところが、その説明があった時期というのが、なんと2月下旬。
一ヶ月ちょっと先に、急きょ保育料を値上げするというのです。
それも「園児1人あたり一律2万円の値上げ」という内容だったそう。
仮に2人子どもを預けていれば、4万円/月の出費大幅増ということに。。。

リードタイムも殆ど無く、大幅な値上げ!
保護者の立場から見れば、事業者が足下を見ているようにも感じられるでしょう。
桃野は「これは、ひどい話しだなぁ」と思って、保育料の値上げに関するルールを調べたところ「東京都認証保育所事業実施細目」というところにありました。。。
(認証保育所の”認証制度”は都のものなのです)
いわく、「保育料の変更については、市区町村の意見書をつけて、都に変更届けを出しなさい」と。
あわせて、「なお、保育料の変更にあたっては、変更内容や変更理由等について利用者に対し、変更をしようとする日以前、相当期間の余裕をもって十分説明を行なうとともに周知すること」ともありました。
当然、ここにある「市区町村の意見書」については、区の要綱にも定めがありました。
桃野が今回、「今回のような事例については、都の事業実施細目、区の要綱を照らし合わせて、保護者を守る立場から事業者に適切に指導をするべきだ」と委員会で取り上げたところ、
区からは「今回の件は事業者の値上げを是とすることはできない」旨の答弁。
区が適切に事業者を指導することを約束してくれました。
一安心。
事業者は、保護者説明会で
「言いにくいことだからついつい保護者様への通達が遅くなった。」
「4月から一律2万円が厳しければ、4月から9月まで一律約1万円増額、10月からは一律約2万円増額と考えている」
「2万円が納得いかないのならこの半年で転園を考えられるのも致し方ない」
と言っていたそうです。
今回の事例は、転園が非常に困難なタイミングで、大幅値上げを一方的に通知するというやり方ですから、ちょっとこれはオカシイですよね。
待機児童ワースト1の世田谷区。
先ずは保育所に入ることが簡単ではなく、新たな保育所を必要としているのが実情なのですが、さりとて先ずは既存の事業者に、しっかりとルールに則った運営に努めてもらわねば困ります。
質問の様子は動画でご覧頂けます。
「世田谷区議会の議会中継のサイト」より。
「3月15日保健福祉常任委員会所管質疑」の
「無所属・世田谷行革110番・維新」横の再生ボタンをクリック。
31分50秒ぐらいのところ(共産党の次)で桃野質問部分になります。

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