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2018-06-18

学校の塀が倒壊して9歳女児が犠牲になったとの報。世田谷区では区立小中学校等31施設で「耐震診断やり直し」の状況。

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世田谷区議会議員、桃野よしふみです。
今朝、7:58分頃に大阪府北部で震度6を観測した地震では、各地で被害が出ている模様です。
本日、13:25分のニュースでは、3人死亡、91人負傷と伝えています。
大阪北部地震で9歳女児ら3人死亡 けが人情報も相次ぐ
高槻市立寿栄小学校では、プールの塀が倒れ、4年生の女子児童(9)が下敷きになって命を落とす事故が発生、報道では塀の設置、管理に問題があったのではないかとの指摘も出ています。
災害対策の中では当然、平時から施設・設備の安全性について万全の取り組みが求められます。
そんな中、世田谷区政において今、大きな問題になっているのが、ブログでもご報告済みのこちらの問題。
これまで「耐震性問題なし」としていた区立小学校、中学校で「もしかしたら、危ないかも」という実態が明らかに!
現在、世田谷区立小中学校など31施設で、耐震診断をやり直す事態となっています。
事の発端は、世田谷立希望丘小学校で改築工事を行う際、耐震診断をしたところ、これまで「耐震性を確保している」はずだった体育館などで「基準を大きく下回る診断結果」が出たこと。
災害時には避難所にもなる学校の体育館で、その耐震性が確保されていないとなれば、震災後さらに尊い人命が失われる結果に繋がりかねません。
「避難所となっている体育館がもし、大きな余震に襲われたら・・・」恐ろしい結果を引き起こしかねないでしょう。
当然、学校施設等の安全性確保は最優先ですが、世田谷区で起きている「学校施設などの耐震問題」の場合、平行して知恵を絞らなければいけないのは、今施設を使っている児童・生徒らの学校生活への支障を最小限に抑えるための工夫が必要ということ。
新たな耐震診断の結果次第では、多くの小中学校で「卒業式や入学式はどうなっちゃうの?」などの問題が出てきます。そして、現在進行形の話で言えば、その学校が大事にしている伝統行事等への影響を抑える事も大きな課題。
例えば、前述の希望丘小学校では、6年生が師匠に、5年生が弟子になり、1学期、2学期と体育館で練習を積み、秋の運動会で披露される舞踊「みかぐら」があります。下級生にとっては憧れの、上級生にとっては自らが主役となって伝統を受け継ぐ晴れ舞台となる行事です
ところが体育館が4月から使用停止中の状況で、この伝統行事を受け継いで行けるのかと不安の声が上がっています。
桃野は、先の区議会一般質問で、毎年、児童、保護者がともに楽しみにしてきたこの行事を守るため、区は、近隣の船橋希望中の体育館、格技室などが利用できるよう、また必要に応じて他の施設も利用できるよう最大限の支援を行うべき、又生徒の(新たな練習場所への)移動に対する支援などについても学校側の希望に沿って対応すべき、と区に訴えました。
世田谷区で降って湧いた「学校施設等の耐震問題」ですが、まさに時を同じくして大阪では大きな地震が発生。
災害対策を遅滞なく進めながら、児童・生徒の教育環境への影響を抑えるよう知恵を絞らなければなりません。
■「学校施設等の耐震問題」については、先の区議会一般質問の冒頭で取り上げております。その様子をご覧ください。

 

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