都知事選挙の情勢。序盤戦は誰がリードしているのか。そしてこれからの戦いの鍵を握るのは・・・
世田谷区議会議員、桃野よしふみです。
東京都知事選挙。
7月14日(木)の告示日から6日間が過ぎました。
7月31日(日)の投開票日まで残り12日ですから選挙戦序盤1/3を終えたところとなります。
このタイミングで報道各社も序盤の情勢を記事にしていますが、さてリードしている候補者はというと。(例えば毎日新聞の報道はコチラ)
選挙情勢を伝える記事は、マスコミ業界の慣習で、はっきりと「誰々が何ポイントリード」ではなく、「互角」「一歩リード」「先行する」などの表現が使われます。ちなみに、ポイントというのは、調査で何パーセントの方が「投票する」と答えたか。
A候補、B候補、C候補が戦っているとします。
「どの候補に投票しますか?」とアンケート調査をして、全体の30%がA候補と答え、25%がB候補と答え、15%がC候補と答え、残りの30%が「わからない」「まだ決めていない」と答えた場合、A候補がB候補を5ポイントリードということになります。
ということで、どの候補がどれほどのリードしているかというのは、報道を見ても具体的にはわかりづらいのですが、「互角」「一歩リード」などの業界用語は実はこういう意味ですよ、という話をかつて新聞社に勤務されていた方に教えていただきました。
ざっとこんな意味だそうです。
「互角」、「接戦」・・・3ポイント程度までの差
「一歩リード」・・・5ポイント〜10ポイント差でリード
「先行」・・・10ポイント以上の差でリード
先ほどリンクを貼った毎日新聞の記事では以下の表現となっています。
元防衛相の小池百合子氏(64)とジャーナリストの鳥越俊太郎氏(76)が競り合い、元総務相の増田寛也氏(64)が追う展開となっている。ただ4割以上が投票先を決めておらず、今後、情勢が変わる可能性もある。
当然、名前が出た順で支持が高いということですから、小池百合子さんが3ポイント以内の差でトップ、続いて鳥越さん、さらに続いて増田さんという状況なのでしょう。ただまだ序盤ですし、4割の方が投票先を決めていないとも書いてありますので、まだまだ誰が勝つかわからないのではありますが。
選挙序盤が過ぎ、「第一印象」が徐々に変化してくる頃。
報道量も多く、期間も長い都知事選挙ですから、各候補がどういうことを訴えているのか、どういう振る舞いをしているのかが、これからの支持の伸張を決めるのでしょう。
都政に関して、具体的な政策が語れているか。
そして、その政策が有権者の心に響く中身なのか。
これが何より大事だし、選挙の本質。
各候補者については全く報道されず、選挙期間も6日間とあっという間に終わってしまう世田谷区議会議員選挙(政令指定都市以外の市、東京の特別区の議会選挙はどこも同じ)に比べ、政策論争で戦える選挙である点は、すごく羨ましいと思います。
だからこそ、各候補者には精力的に街頭演説をこなして有権者の前で政策や思いを語って欲しいし、候補者間で討論をする機会があれば最優先で参加をして欲しい、一都民としても強く思います。
私、桃野よしふみは「都議会の大改革」「都政の透明化」「行政改革」を進めるとの公約を掲げ、ここまで候補者の中で随一の街頭演説をこなしている小池百合子さんを応援しております。来週は、地元有志の地方議員とともに小池陣営として世田谷区内を遊説予定。
そちらも、予定が固まり次第、ブログ等でご報告いたします。
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