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世田谷区の桃太郎 桃野芳文Webサイトです
2016-06-18

世田谷区長は、自分の体面などでなく、区民の為に仕事に励むべき、危機管理に努めるべき。強く自覚してもらいたい。

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世田谷区議会議員、桃野よしふみです。
舛添都知事の不適切な公用車使用が大きくクローズアップされて以来。
「では、世田谷区長の公用車使用実態は大丈夫?」
と調査を進め、驚きの実態を明らかにしてきました。
そして昨日のブログの続き。
今日のブログも世田谷区長の公用車の使い方について。
2)世田谷区長、これで本当に「世田谷区に住んでます」と言えるの?
区長車の運転記録からは、区長の仕事の「非効率性」も見えてきました。
それは何かと言うと。。。
昨年4月から今年4月までの区長車の運行記録を見ると、区長車が稼働した日数は353日(13ヶ月で353日稼動 )。
そのうち、1日の始まりを区長の自宅がある「代沢」からスタートしている日は181日。
一方「狛江市」からスタートしている日は146日。
その他が26日でした。
狛江市スタートは実に4割以上。
はてさて?狛江市に何があるの?
秘書課長に聞いた所「区長の家があります」とのこと。
えっ。ちょっと待ってよ。
確かに区長は以前(区長選に立候補し、当選してから数ヶ月までは)、狛江市に住んでいたと承知しています。しかしその後、区長が世田谷区代沢に引っ越されたと聞いて、その時私は「世田谷区長は、世田谷に住むべきだ」と区長ご自身が判断され、引っ越されたのだろうと推察していました。
しかし実際には、区長は実に4割以上の日数を狛江市で寝泊まりしているよう。
目と鼻の先にある二つの家を公用車で頻繁に行き来するのは如何なる理由からでしょう。
運転記録を見ると、1日のうちで、狛江市と代沢を行ったり来たりしている日もあります。
「世田谷区長だから、世田谷区内に住所を移さないと体面が悪い」
そんなことを考えて、例えば自宅とは別に世田谷区内に部屋を借りたとしても、そこで腰を据えて生活していないなら、単に仕事の効率を落とし、経費を膨らませているだけでは?
狛江市と代沢の二重生活は、仕事をする上で非効率なだけではなく、危機管理の面でも問題アリと言わざるをえないでしょう。
秘書課長に聞いた所、非常時に備えて設備される「防災無線」は区長の2つの住まいの内、代沢の家にのみ設備しているということ。
ならば、区長が狛江市で寝泊りしている際に災害が来ても、区長は防災無線を使えません。
このような状況をわかっていて放置している区長は、危機管理の責任者として甚だ自覚に欠けるのではないでしょうか。
要は、目と鼻の先に住まいを2つも構えるのではなく、一つに集約すべし。
これが、区長が職務に精励する上での効率性、税金の使い方としての経済性、危機管理の面からの桃野の提言です。
これも議場で直接区長に問うたのですが、区長は答えず。
代わりに総務部長が答弁に立ちました。
答弁を要約すると以下。
・区長は生活の本拠地を区内に置きながら、資料整理やご予定等の状況により狛江のお宅もご利用されている状況です。
・情報通信手段として、防災行政無線をご自宅に設置する他、区長公用車にも防災行政無線を配備し、公用携帯電話の所持や連絡体制を整備するなど、自宅に限らず、公用車での移動も含め、様々な場所において効率的な事務執行が可能となるよう体制をとっております。
舛添都知事は、「公用車で湯河原」問題を問われて、「公用車は走る知事室」なんて言ってましたが、なんだか、世田谷区の答弁も舛添調ですね。
それに、狛江で寝泊まりしている時に防災無線が使えないじゃないか、と言っているのに全く答えてない。

ちなみに、区長専用車は区長を狛江なり、代沢に送り届けたら、区役所の車庫に戻りますから、帰宅後は車の防災無線は使えません。
(あと、細かいツッコミかもしれませんが、行政組織の一員が自らのトップを指してなんで敬語表現なんだよ、とも思う)
区長には、自分の体面などではなく、区民のために効率も考えて仕事に励むべき、危機管理に努めるべき。これを強く自覚してもらいたい。
引き続き、議会活動を通じて働きかけていきます。
写真

質疑の様子は、世田谷区議会のホームページより動画でご覧いただけます。「6/15本会議」をクリック、更に「桃野よしふみ」の横の再生ボタンをクリックしてください。画面を大きくして、21分27秒まで早送りすると桃野質問部分です。

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