舛添都知事の「湯河原別荘へ毎週末公用車で」と根っこは同じ。世田谷区長の何とも豪勢な”区長専用車”の使い方。
世田谷区議会議員、桃野よしふみです。
昨日は、舛添都知事の「公用車問題」と同じようなことが世田谷区でも起きている、というお話をご紹介しました。
あのような不適切なことを無くすためには、公用車に関する規定を時勢に合わせた形で、新たに作り直さないといけないという話も。
さて、では世田谷区長の公用車の”使いっぷり”はどのようなものか。
今日は世田谷区長の公用車の使い方について具体的にご報告したいと思います。
とはいえ、区長専用車を四六時中尾行できるわけでもなく、区長の車の使い方を仔細に明らかにするのは至難の技。
今日は具体的な事例を挙げて、そこから区長の行動について問題を提起をしていきます。
先ず「普通、そんな車の使い方しますか?なんでタクシーじゃダメなの?」という事例。
区長は昨年12月14日、15日と、宮城県の南三陸町と気仙沼市を訪問しています。
この時、区長専用車は朝の6時に区役所を出発して南三陸町に到着、翌日は南三陸町から気仙沼市を経て、世田谷区役所に戻っています。
区長車の運転手は2日で900km以上の運転となったでしょう。
(長距離トラックの運転手ではありませんから、慣れない長距離運転でさぞ披露困憊だったことでしょう)
では区長は、この道のりを車で移動したのでしょうか?
いえ、実は、そうではありません!
1日目、区長は東北新幹線で「くりこま高原駅」に向かい、そこで世田谷から到着した区長車に乗り換えて移動。
2日目は「一ノ関駅」で車を降りて東京行きの新幹線に乗車。車を陸路世田谷に帰しています。
なぜそんなことをやっているのでしょう。
たとえ大会社の社長でも、そんなことやりませんよね。
(それを税金使って出張している区長がやってるんですが・・・)
区長は、タクシーに乗るのは嫌で、遠く東北の地まで区長専用車をカラで持ってこさせたのでしょうか。区長のみならず区職員も含めて、移動手段は、効率性、経済性、職員の健康管理の面等から合理的に選択されるべきです。このような車の使い方は不適切でしょう。
桃野は、改めるべきだとの思いを込めて議会で取り上げましたが、区長は答えず。
車両を管理する所管である総務部長が答弁に立ちました。
答弁の内容を要約すると「全く、問題ありません」というもの。
キッパリ言い切ってました。
理由はというと。
・東北地方の冬季への天候状況への対応の為
(→地元のタクシー運転手さんの方が慣れてるのでは?)
・安全性や効率性、経済性等に関し、区長専用車の運転手の意見も踏まえ決定した
(→非常に長い距離を、高速道路使ってカラの車が往復するのに?)
そんなことを言ってました。
全く説得力がない答弁。
まあ、こんなことをいつもやってるわけですね。
区長の感覚はあまりに世間感覚とずれているということです。
舛添都知事が「トップが二流のホテルに泊まりますか?恥ずかしいでしょ?」との珍言を残しましたが、
世田谷区長も「トップがタクシーに乗りますか?区長専用車じゃないと恥ずかしいでしょ?」との考えなんでしょうかね。
次ブログでは、区長がおかしな区長専用車の使い方をしている事例、もう少しご報告したいと思います。
※
質疑の様子は、世田谷区議会のホームページより動画でご覧いただけます。6月15日本会議をクリック、「桃野よしふみ」の横の再生ボタンをクリックしてください。画面を大きくして、21分27秒まで早送りすると桃野質問部分です。
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