今年も子ども、若者の自殺が急増する9月1日が近づいてきました。周囲の大人が目配りを。
世田谷区議会議員、桃野芳文です。
お盆が過ぎて急に残暑が緩んだような気がします。このまま、涼しくなってくれればいいんだけど。
8月も残り約1週間となりました。
子ども達は夏休みの宿題を仕上げていよいよ2学期スタートですね。
この時期、気になるのは、夏休み明けに子ども達が元気に登校できるかということ。
過去もブログで記しましたが「9月1日問題」です。
【夏休みもあと3日。ここで心配なのは、子ども達の「9月1日問題」です。】
昨日の日経新聞等でも報道されています。
【若者自殺、夏休み明け最多 学校再開で精神的負担か】
2015年の自殺対策白書によると、過去約40年間を集計した18歳以下の日別の自殺者は、9月1日が最多で131人。
これは、やはり「夏休み明け」との因果関係が強く推測されますよね。
記事では以下の点を指摘しています。
・日別自殺者数は8月前半が30~40人程度で推移しているが、8月後半になるにつれて増加。
・8月31日には92人となり、9月1日がピークの131人。その後、減少傾向。
・春休みやゴールデンウイークといった長期休暇の後も自殺が増える傾向。
この時期大人は、周囲の子ども、若者に注意深く目配りを。
桃野は、ここのところ読売新聞の連載「STOP自殺」を注意深く読んでいるのですが、順調に学校生活を送っていた子どもがちょっとしたことで大きくつまづいてしまったり、周囲の大人が気づかない間に実は子どもが追い込まれていたり、という事例が紹介されています。
「うちの子は大丈夫」「あの子は大丈夫」という思い込みは捨てなくてはなりませんね。
前述の過去ブログに、様々な相談窓口も掲載していますので、大人も子どもも、何かあれば気軽にご利用ください。
厚労省がサイトで「令和元年版自殺対策白書」を公表していますので、そちらも参照ください。
■こちらは「せたがやホッと子どもサポート(せたホッと)」のキャラクター「なちゅ」
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