2013年参議院選挙の結果から、思う事
今朝の朝刊各紙一面は参議院選挙一色。
「自公圧勝」「自公過半数ねじれ解消」「自公圧勝、衆参過半数」との報道です。
投票率は52.61%(朝日新聞社集計)で、前回の2010年参院選の57.92%から5.31ポイント下まわり戦後3番目の低さ。
若年層の投票率の傾向にも大きな変化は無く、今回の選挙に限って言えば、ネット選挙解禁が「若者に選挙への関心を喚起する」効果はほとんど無かったようです。
2013年参議院選挙、東京選挙区の開票結果は以下のようになりました。
ちなみに世田谷区の有権者の皆さんの投票結果は以下。
世田谷区内だけで見れば、民主党の鈴木寛さんが当選圏内の5番手。
無所属の山本太郎さんも東京選挙区全体の結果と比べて上位になっています。
次に比例区での投票結果。
比例区での結果と選挙区での結果を照らし合わせると。
自民党の二人、丸川さんと武見さんを足すと11万6,500票あまりで29.5%の得票率になりますが、比例で「自民党」と書いた人は9万3,800票。候補者が、自民党支持層以外の票も大きく取り込んでいると考えられるでしょう。
一方、みんなの党の桐島さんは、党支持層の票を固めきれなかったと読み取ることができます。
(※もちろん選挙は様々な要因が絡み合っているので、端的に断定することはできませんが)
立候補の表明が投票日の直前で、有権者に自らの政策を訴え切れなかったということや、無所属の候補者に票を流れたという要素もあるかもしれません。
近年、東京などの都市部において、選挙結果を左右すると言われる「無党派層」。
無党派層からの支持を得られたのかどうかは、比例区での票と選挙区での票の差に表れるのかもしれません。
※選挙区内の一部である、世田谷区内の投票結果をもとにした意見であることはご了承ください。
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