「一富士、二鷹、三なすび」の富士山ですが、その噴火が懸念されています。噴火時は首都圏に大量の灰が降り、都市機能が麻痺する恐れも。
世田谷区議会議員、桃野芳文です。
今日は12月30日(土)。街を歩いていると、各お家の玄関先がお正月飾りになっていたり、年末年始の買い物でしょうか大きな買い物袋を両手に持つ人が多かったりと、すっかりと年末の雰囲気です。
それぞれの皆様にとって、良いお正月を迎えられますように。
さて、初夢に見ると縁起の良いものとされるのが「一富士、ニ鷹、三なすび」。富士は日本一の山ですから、縁起の良いものとされますね。
ところが、この富士山の噴火リスクについては、多くの方に認識されていないのではないでしょうか。富士山は火山ですが、1707年(宝永4年)以来、噴火をしておらず、空白期間は過去最長とされています。
富士山噴火時の降灰対策については桃野もこれまで議会で取り上げてきました。各自治体も実行可能、リアリティのある計画を定めないといけない→富士山の噴火時、首都圏の火山灰を海洋投棄…政府が指針で容認へ : 読売新聞オンライン https://t.co/cPt3LaL9Ng
— 桃野芳文(世田谷区議会議員) (@momono4423) December 30, 2023
過去の研究からわかっているのは、富士山が噴火した場合、首都圏にも大量の火山灰が降ってくる可能性があるということ。そしてこの火山灰はとても厄介で、我々の生活を麻痺させてしまう存在です。
上記のニュースでも示されていますが、降灰時に火山灰をどのように除却し、処分するのかはこれまで大きな課題とされていながら具体的な方策については示されていなかったのが実態。来春、政府は火山灰の海洋投棄容認や、関係自治体に処分場の確保を求めるなどの指針を示すとのことです。
災害時の「想定外」を事前に細かくつぶしておくことが、迅速な復旧復興につながります。降灰対策も政府、自治体が連携して取り組まなければなりません。
以下、降灰時の対応です。東京都の資料(大規模噴火降灰対応指針 令和5年12月)より抜粋しました。皆様、ご注意ください。
・まずは落ち着いて、降灰状況をテレビやHP等で確認する。
・灰が侵入しないようドアと窓を閉める。
・自動車の運転は控える。
・火山灰が目に入ったら、手でこすらず水で流す。
・防塵マスクを使用するなど、火山灰を吸い込まないようにする。
・除灰時に、はしごや屋根の上は火山灰で滑りやすくなる。
・敷地内の火山灰は 下水道に流さない。
以下、桃野の過去ブログです。
「富士山噴火」はリアルな危機。都民にとっては火山灰が社会インフラの麻痺、健康被害など深刻な状況を引き起こすことが懸念されます。
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