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世田谷区の桃太郎 桃野芳文Webサイトです
2021-05-23

「富士山噴火」はリアルな危機。都民にとっては火山灰が社会インフラの麻痺、健康被害など深刻な状況を引き起こすことが懸念されます。

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世田谷区議会議員、桃野芳文です。

「災害は忘れた頃にやってくる」はよく知られた格言ですが、こうした”忘れた頃”の注意喚起はとてもありがたいなと思います。

今朝(5/23)の読売新聞の朝刊に【[サイエンス Report]富士山溶岩流で「大動脈」分断?ー災害予測地図 17年ぶり改定ー】の記事が掲載されていました。

今、新型コロナ感染症に罹患しないための行動、備えについては多くの方がその情報に触れていますね。手洗いや手指の消毒、マスク着用、人同士の距離への注意など。

そして、災害に対する備えとしては、東京都民であれば「首都直下地震」。普段から水、食糧の備蓄をする、通信インフラがダウンした際の家族との連絡方法を決めておくなど。こうしたことの啓発も頻繁に行われいます。

一方で、まだまだ浸透してない災害時の備えの一つが「富士山の噴火」への対応。富士山はここ300年余りは沈黙を続けていますが、実は過去何度も噴火により世の中に大きな被害を与えてきました。桃野が子どもの頃「富士山は休火山」と授業で習い、そうそう噴火はしない山のように扱われていましたが実際はそうではありません。火山の時間軸で見れば、300年というのは、ほんの居眠りのようなもの。

様々な研究により、富士山他「休火山」の認識は見直され、現在国は富士山など国内111火山を「おおむね過去1万年以内に噴火した火山や、活発な噴気活動のある火山」としています。

「活火山」の定義と活火山数の変遷】(気象庁のサイト)

一般には余り知られていませんが、東京都も「東京都地域防災計画(火山編)平成30年修正」にて富士山噴火時の降灰対策等について明記していますし、都内各自治体においても富士山噴火時の降灰対策をまとめています。

例えば世田谷区はこちら。

富士山等噴火降灰対策編】(世田谷区のサイト)

降灰?火山灰?マグマなら怖いけど火山灰って怖いの?という方もいらっしゃるかもしれませんが、これを侮ってはいけません。桜島のように少しずつ頻繁に灰を降らせている火山と異なり、富士山が一旦灰を降らせた場合、社会インフラや都民の健康に大きなダメージを与えかねません。

桃野も世田谷区議会で、富士山の降灰対策について取り上げてきました。平成27年(2015年)6月16日の世田谷区議会一般質問では以下述べています。

・最も大きな問題となる除灰。世田谷区中に降り積もった火山灰は、誰がどのように取り除き、どこに持っていくのか。火山灰は雪と違い、暖められて解けることはない。

・地面などに落ちた灰はもうもうと舞い上がる。そして、火山灰は水でぬれると互いにくっついてしまうという特性があることから、水で洗い流すこともできない。仮に排水口等に火山灰を流せば、すぐに詰まってしまう。水源地や浄水場が汚染される可能性もある。

・積もった火山灰の重みで送電線が切れたり、ぬれた火山灰が電気を通して、変電設備などがショートしたりと、広範囲にわたっての停電を引き起こすおそれもある。

・道路に二センチも火山灰が積もれば、車はスリップしてコントロール不能、エンジンのフィルターも目詰まりを起こし、動かなくなる危険もある。

・火山灰を迅速に取り除かなければ、上下水道、電気、交通などの機能が広範囲にわたって停止してしまうことが想定される。

・目や気管支、肺などが傷つけられる健康被害についても注意が必要。

・しかし現在、区は、こうした想定を区民に周知すらしていない。区長の言う想定と対策とは、どのようなものなのか。

先ずは区民に富士山噴火は十分想定される事態であること、そして火山灰が世田谷区を含む都内に降り積もり、社会インフラを麻痺させる可能性があること。降灰時には区民が一丸となって灰を取り除き、水に濡らさないようにしながら一時的に集積しておくことを想定し準備をしておかなければならないこと。

こうしたことを周知し、具体的に対策を立てておかなければなりませんが、桃野の提言以降も区からは具体的な対策は出てきておりません。今回の読売新聞の報道は区民の皆さんにこの事実を知っていただく良い機会にもなったと思います。桃野も改めて区に働きかけて参ります。

 

 

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