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世田谷区の桃太郎 桃野芳文Webサイトです
2023-10-06

保坂展人区長が、かつて小田急デパートで万引き。お店の方にとっては、決して許せない当時の保坂展人氏の振る舞いでしょう。

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世田谷区議会議員、桃野芳文です。

本日のブログも、先の区議会決算特別委員会での桃野の質疑より。

「区長は万引きしたことありますか?」

区長に聞いところ、保坂展人区長の答えは「お答えできません」。

えっ。万引きをしたことないなら、したことないって答えますよね。もしも過去にそうした過ちを犯しているなら正直に答えて反省の弁をつけるのが普通では。

「お答えできません」って何?

実は世田谷区長は、自身の著書で、かつての万引きの犯行の様子を描いています。きっと将来政治家になるとは思いもせず、その時インパクトのある内容を書いて、本を売りたかったんでしょうね。

昨日のブログでも書きましたが、その本は1987年発行の保坂展人さんの著書「造反有理讀本-タノシイ反逆ノススメ」。

 

◾️以下、Amazonの画面より

その17ページから20ページには、こんな記述があります。

(以下引用、黄色は筆者強調)

ぼくは新宿の小田急百貨店の文具売場にいた。

自分で反戦ビラをまくさいに、どうしても「・・・」と破線の書ける鉄筆が欲しかったのだ。すでにガリ版印刷機も持っていたし、鉄筆だって何本かは持っていたのだが、破線用のはなかった。

さすが、デパート。ぼくが望んでいた鉄筆はちゃんとあった。

たしか「150円」だったと思う。当時の価格とはいえ、そう高価というものでもない。

売場には、ほとんど人影はなかった。少しはなれた所にひとりだけフロックコートを着た男が、文具を物色していた。

わかりゃしないだろう……と、ぼくは学生服の左手の袖の中にそっと「破線用」を忍びこませた。時計のベルトの内側に差しこめば落ちてくる心配もない。

ちょっと胸がドキドキしている。こんな小さな物だ、わかりゃしないさ……と、少しだけ息をふかく吸って、ぼくは売場を離れようとした。エレベーターで、一気に降りればいい。

さ、大丈夫と安心しかけた時、左手をぎゅっとつかまれた。

「おい、黙って持っていくつもりなのか」

根ぶとい男の声が背後から響いた。

ふり返ってみると、フロックコートの男が鋭い眼をしてにらんでいた。

「名前と学校名を言いなさい」とたたみかけてきた。うむを言わさない激しい語調に、「山田あさおです。 学校は神田の一橋中学」と驚く間もなく口からでまかせが出た。

「じゃあ、カバンをあけてもらおうじゃないか」

男はぼくが手に下げていた黒の学生カバンに目を落とした。 ぼくの焦りと緊張は最高度に高まった。

ぼくは、まだ形の上では優等生の殻を被っていた。けれども、内側では嵐が渦巻いていて、ぼくの「殻」とは、表の皮一枚のところでかろうじて保たれているにすぎなかった。ぼくの学生カバンを開くと、そこには、

「安保粉砕! 沖縄解放! 中学生は闘うぞ!」

と、赤と黒のマジックで牛革のうえから書かれているのだった。

教師も、親も、友人も知らないこの秘密を、こんな場所で警察に見せるなんて、絶対にできない。ぼくは、思わずカバンを小脇に抱えこむようにして渡すまいとした。

「ほほう。見せられないってことは、名前も学校も嘘ついたってことだな。そういうやつは、本署に来て取り調べなきゃならんぞ」

大変なことになった。それでも、ぼくは、黙り続けているしかなかった。

刑事の言葉は、結局はただの脅しだった。ぼくは、身柄をデパートの保安係に引き渡された。「君も運が悪かったな。目黒署の刑事さんが、たまたま非番で買物にきているところだったそうだ。まあ、金額も大きくないし、常習でもないようだから、警察ざたにはしないけど、始末書を書いてもらわないといかんぞ」

ガリ版に刻む鉄筆のような強い筆圧でボールペンを握ると、ぼくは始末書を書いた。

「今度からこんなことはしちゃいかんぞ」

人のよさそうな中年の保安係の声を後に、ぼくはデパートの地下にあった「保安室」をでた。眼光鋭い刑事も、保安係も、

「いったい君はこんな鉄筆をどうしようとしたんだい?」

とは尋ねてこなかった。

ぼくは、少し屈折した優等生ーぐらいにしか見えなかったのだろう。

この小事件は、親にも学校にも知られなかった。

たぶんこの時、ぼくを覆っていた「優等生」の皮のどこかが、破れた。

自分は臆病であり、何ひとつできるわけはないのだーという自己規制が、どこかで外れた。

それから、何日かしてぼくは、京王デパートで「破線用の鉄筆」を買った。もう、これで、反戦ビラを作るつもりでいた。

万引きは犯罪。お店の方から見れば、決して許せない当時の保坂展人氏の犯行でしょう。しかし区長の書いた本を見る限り、反省の弁もなく、”ぼくを覆っていた「優等生」の皮のどこかが、破れた。”などと、どこか自己陶酔に陥ってるかのような記述です。

そして、

万引きしてつかまって、咄嗟に自分の本名ではなく「一橋中学校の山田あさお」って答えるあたりは中々の反射神経ですね。褒められた反射神経ではないですけど。

本当に一橋中学校に山田あさおと言う生徒がいる可能性もある。そして、もし同姓同名の生徒が居たら、とんでもない冤罪事件を引き起こしていたかもしれません。

以下は保坂区長が就任後の2016年に書いたブログ。こんなことを語る資格が保坂区長にあるのでしょうか。

「15の春」を前に 事実誤認の「万引き」を理由とした悲劇ー保坂展人】(HUFFPOST)

保坂区長と桃野の万引きに関する質疑の様子は、以下の動画でご覧ください。

 

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