財布の紐を緩めて頂くのは簡単ではありません。役所の方々も肝に銘じ、知恵を出してもらいたいところ。246ハーフマラソン優先出走枠は5万円なり。
世田谷区議会議員、桃野芳文です。
世田谷の代表的なスポーツイベントの一つになりました。今年18回目、世田谷246ハーフマラソンが開催されます。
開催は11月12日(日曜日)。今週末7月1日(土)より申込スタートです。
【第18回世田谷246ハーフマラソンを開催します!】(世田谷区のサイト)
一般エントリーは例年、定員を上回る申し込みがあります。例えば昨年は1400名の定員に対して申し込みが3992名。出走できるかどうかは抽選の結果次第ということになります。
一方、それとは別にふるさと納税制度を活用した「優先出走枠」もあります。「優先出走枠=寄付してくださった方を優先」という仕組み。世田谷区のスポーツ推進基金に5万円以上の寄附をしていただいた方のうち、ご希望の方先着200名に、出走権が提供されます。
先着200名となっていますが、過去の「優先枠」の実績を見ると以下の状況。
◾️令和4年(2022年)の大会
95件、寄付金額は485万円。
◾️令和3年(2021年)の大会
92件、寄附金額は490万円
◾️令和2年(2020年)の大会
コロナ対策で大会中止
◾️令和元年(2019年)の大会
129件、寄附金額は685万円
◾️平成30年(2018年)の大会
166件、寄附金額は870万円
200件を超えたことはありませんし、件数、寄付金額ともに減少傾向です。
優先枠について、区の広報不足も原因かもしれませんが「5万円払えば優先的に出走できますよ」だけではランナーにとって魅力がないようにも感じます。
どんなサービスがあれば優先枠を「買いたくなるか」をランナーに聞いてみるのも一つ。そして、寄付金が何に使われるのか、自分の寄付したお金が社会のためにどう役立つのか、使途をはっきりさせるのも一つ。寄付金を増やすために考えられることはまだまだあるでしょう。
人様からお金を頂くことは簡単ではありません。役所の方々もそこはしっかり肝に銘じ、知恵を出してもらいたいところです。
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