同じ学校の教師達は、見て見ぬ振りをしていたのではないか
大阪の市立高校の男子生徒が自ら命を絶ちました。
ご本人、ご家族の心中を思うと、本当に胸が詰まる思いです。
生徒のご冥福を、心よりお祈りいたします。
新聞やテレビの報道からは、以下の内容を読み取る事が出来ます。
この高校のバスケットボール部は全国大会常連の強豪チームで、顧問教諭は監督として、高く評価されていました。
亡くなった生徒は、その強豪チームのキャプテンを務めていましたが、日常的に顧問から体罰を受けていたというのです。
「自殺する前日も、唇を切り、顔をはらすほど殴られていた」という報道もあります。
この顧問教諭は日常的に体罰を繰り返していたといい、それを告発する情報は一昨年9月に大阪市に寄せられていました。
しかし、学校はこの顧問教諭や他のクラブの顧問教諭にヒアリング調査をし、全ての教諭が体罰を否定したことから「体罰は確認できなかった」と報告する事で調査を終了。
この時点では、生徒へのヒアリング等は一切行っていません。
これらの報道を見ると、明らかに生徒の命は救えたのではないかと思います。
むしろ、悪質な隠蔽では無いのかとさえ思えるのは私だけでしょうか。
日常的に体罰を繰り返す教師が校内にいて、他の教師は誰一人気づかなかったのか。
生徒からそういう相談を受ける事はただの一度も無かったのか。
「実績のある監督だから」
「自分の部のことではないから」
「時には厳しい指導が必要だ」
などと、自分に言い訳し、同じ学校の教師達は、見て見ぬ振りをしていたのではないか。
事件後、学校は生徒に対して「体罰をみたこと(受けたこと)があるか」とアンケートを行ったらしいですが、アンケートなら生徒ではなく、教師にやらせてみればいい。
ここ数年、体罰で懲戒処分を受けた教員は年間350〜400人程度で推移し、2011年度は404人(1/9朝日新聞)。
体罰を肯定する、もしくは止む得ないとする雰囲気が残っている学校はまだまだ多いのではないでしょうか。
体罰をみたら、同じ学校の教師が厳しく指摘し、懲戒処分を求めるぐらいのことができなければ、体罰は無くなりません。
閉ざされた世界とも言える「学校」でこそ、自浄作用はその命綱です。

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