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2022-12-10

「東京ドキュメンタリー映画祭2022」に行ってきました。今日から約2週間。ドキュメント映画の祭典が新宿 K’sCinemaで開催されます。

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世田谷区議会議員、桃野芳文です。

今日は「東京ドキュメンタリー映画祭2022」に行ってきました。今日から約2週間。ドキュメント映画の祭典が新宿 K’sCinemaで開催されます。

桃野の今日のお目当ては「サーモンピープル」。アイヌの人たちが、伝統的に糧としてきたサケ漁について、その漁業権を取り戻そうとの活動を描いた作品。桃野はこれまで何度か北海道の北方民族博物館、アイヌ民族博物館(現在は閉館)に足を運ぶなどアイヌの歴史、文化に関心を持って過ごして来ました。

でも、はたと気づくと、アイヌの文化継承(工芸、芸術、祭祀など)に取り組むことと、アイヌの権利を守ることは似て非なるもの。政府がアイヌの人たちに対して、文化を守り継承する支援をすることと、権利を擁護、権利を回復することに取り組むことには雲泥の差があるのですよね。

もう15年ほど前になるでしょうか。かつて、アメリカの田舎を旅していとき、地図に「Navajo Nation」の記載を見つけて、地元の方にそれについて尋ねたことがあります。私の拙い英語では深い話を聞くことができませんでしたが、曰くナバホネーションは、ナバホ民族の暮らす地として尊重されている、ナバホの人たちによる自治が認められているとの話でした。

無論、差別の歴史、様々な権利が認められてこなかった歴史はあるでしょう。そしてまだまだ不足はあるのかもしれない。しかし先住民族の権利に対する考え方は、日本よりも先進的ではないかと感じたことを思い出します。

今回のドキュンタリー映画「サーモンピープル」は日本の中でアイヌの方々がどのような思いを抱えて暮らしているかを知ることができる良作だと感じます。桃野のおすすめ。

今日は他にも、東日本大震災、福島原発の事故から11年を経た今、尚様々な苦労を重ねながらも力強く生きる人々を描いた「福島からのメッセージ」。自衛隊ミサイル基地の建設により故郷が賛成派反対派と分断されることを危惧した若者が分断を防ぐ健全な議論の場としての住民投票を実施をしようと奮闘する「島がミサイル基地になるのか 若きハルサーたちの唄」と計3本のドキュメンタリーを見てきました。

どれも大変良い作品で心を動かされました。

東京ドキュメンタリー映画祭は、今日(12/10)から12月23日(金)まで。もちろん明日もやってます。桃野が今日みた3本は、次は12月19日(月)に上映されます。

ドキュメント映画からは様々な社会課題が見えてきます。多くの方が期間中、良質のドキュメント映画に触れ、世の中の様々な課題・問題について考える機会にしていただけるといいな。

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