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世田谷区の桃太郎 桃野芳文Webサイトです
2022-11-07

特殊詐欺にご注意を。区ではATMを利用した詐欺を防ぐ取り組みとして、区内の一部ATMコーナーに携帯電話抑止装置を設置することとしました。

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世田谷区議会議員、桃野芳文です。

特殊詐欺にご注意を。

かつては「オレオレ詐欺」(親族が事件や事故を起こしたりトラブルに巻き込まれたと架電、解決のために必要だとして金銭の提供を求めるなど)が中心でしたが、今は様々な手口が存在します。

以下は、警視庁のサイトから引用。現在、特殊詐欺は下記の10類型に分類されているそうです。それぞれの手口を頭に入れ絶対に騙されないようお気をつけください。

・オレオレ詐欺

親族等を名乗り、「鞄を置き忘れた。小切手が入っていた。お金が必要だ」などと言って、現金をだまし取る(脅し取る)手口です。

・預貯金詐欺

警察官、銀行協会職員等を名乗り、「あなたの口座が犯罪に利用されています。キャッシュカードの交換手続きが必要です」と言ったり、役所の職員等を名乗り、「医療費などの過払い金があります。こちらで手続きをするのでカードを取りに行きます」などと言って、暗証番号を聞き出しキャッシュカード等をだまし取る(脅し取る)手口です。

・架空料金請求詐欺

有料サイトや消費料金等について、「未払いの料金があります。今日中に払わなければ裁判になります」などとメールやハガキ(封書)で知らせ、金銭等をだまし取る(脅し取る)手口です。

・還付金詐欺

医療費、税金、保険料等について、「還付金があるので手続きしてください」などと言って、被害者にATMを操作させ、被害者の口座から犯人の口座に送金させる手口です。

・融資保証金詐欺

実際には融資しないのに、簡単に融資が受けられると信じ込ませ、融資を申し込んできた人に対し、「保証金が必要です」などと言って金銭等をだまし取る(脅し取る)手口です。

・金融商品詐欺

価値が全くない未公開株や高価な物品等について嘘の情報を教えて、購入すればもうかると信じ込ませ、その購入代金として金銭等をだまし取る(脅し取る)手口です。

・ギャンブル詐欺

「パチンコ打ち子募集」等と雑誌に掲載したり、メールを送りつけ、会員登録等を申し込んできた人に、登録料や情報料として支払わせて金銭等をだまし取る(脅し取る)手口です。

・交際あっせん詐欺

「女性紹介」等と雑誌に掲載したり、メールを送りつけ、女性の紹介を申し込んできた人に、会員登録料金や保証金として金銭等をだまし取る(脅し取る)手口です。

・その他の特殊詐欺

上記の類型に該当しない特殊詐欺のことをいいます。

・キャッシュカード詐欺盗(窃盗)

警察官や銀行協会、大手百貨店等の職員を名乗り、「キャッシュカードが不正に利用されているので使えないようにする」などと言って、隙を見てキャッシュカード等をすり替えて盗み取る手口です。

(引用以上)

さて世田谷区によると、こうした特殊詐欺被害の中でも、ATMを利用した還付金詐欺が被害全体の約4割を占めるとされ、還付金詐欺は今後さらに増加することが懸念される状況とのことです。

還付金詐欺において犯人は、区役所職員等を騙って被害者方に電話を架け「医療費が還付されます」等と被害者をATMコーナーに誘導、その後、携帯電話を使って被害者にATMの操作を指示し、被害者の口座から犯人使用口座にお金を振り込ませます。

こうした犯罪を防ぐ取り組みの一環として区では今般、区内の一部ATMコーナーに携帯電話抑止装置を設置し、運用を開始することとしました(12月上旬からの予定)。

携帯電話抑止装置は、ATMコーナーにおける詐欺犯人と被害者の通話を遮断するための装置。被害直前で被害を食い止める効果が期待されます。こうした取り組みによって、特殊詐欺の被害が未然に防がれますように。

とはいえ、特殊詐欺はこれまでもあの手この手で変化をし続けてきました。犯罪者は、こうした携帯電話抑止装置への対抗策も考えてくるかもしれません。

やはり、一人一人が「これは詐欺では」と気づくことが一番の防犯。役所が電話をかけてきて「お金が戻ります」とATMに誘導することは絶対にありません。そんな電話がかかってきたら間違いなく詐欺。電話を切って警察に通報をお願いします。

■こんな感じでATMを利用している高齢者がいたら「もしかして詐欺ではないですか」と声かけを。(画像は警視庁のサイトから引用)

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