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世田谷区の桃太郎 桃野芳文Webサイトです
2022-09-22

桃野の区議会一般質問より。動画もご覧下さい。桃野が世田谷区長の肝入り施策を「木を見て森を見ずだ!」と指摘。区長は強い口調で反論など。

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世田谷区議会議員、桃野芳文です。

本日(9/22)、世田谷区議会は本会議3日目。事前にブログ等でもお知らせしていましたが、桃野は一般質問を行いました。

テーマは大きく以下の3つ。

1)世田谷区立小中学校は子ども達が安心、安全に過ごせる場所と言えるか

2)世田谷区立小中学校における熱中症などへの対策について

3)児童養護施設退所者等支援事業の拡充について

本日のブログでは、3つ目のテーマ「3)児童養護施設退所者等支援事業の拡充について」ご報告します。

質問の様子は以下の動画でご覧下さい。全体は28分です。お時間のない方は、23分18秒のところまで早送りし約5分間の部分だけでもご覧下さい。桃野が「木を見て森を見ずだ!」と世田谷区長を批判したことに対する、世田谷区長自身による反論など、面白いやりとりになっています。

児童養護施設退所者に奨学金を給付するなどの児童養護施設退所者等支援事業。桃野はこの事業導入前から、具体的な事業の改善策を提案してきました。直近の例で言えば、昨年121日の一般質問にて、

・住宅支援が機能していない

・奨学金受給者の3割が中退や行き先不明になっている

・寄付金が積み上がり活用されていない

など指摘した上で、改善策を提言しています。

更に、今年315日の予算特別委員会では、進学支援に偏るのはおかしい。施設を出て社会人として早く自立したいという若者も多いはずだ、と就職支援の必要性を訴えました。加えて、支援対象者を広げるべきだという趣旨の提言も行っています。

その後、829日の福祉保健委員会で区側から報告された「児童養護施設退所者等支援事業の拡充について」に、私の提案が一部含まれはしました。一方で、それぞれの施策が若者の自立につながるのか疑問に感じる点もまだ多々あります。

今回の一般質問では、今後区が施策を見直していく為にも、中退ゼロなど、施策の成果目標は数字で示すべきと提言しました。

更に、経済的に困窮する若者をあまねく支援の対象にするのではく、児童養護施設の退所者に支援を限っているのはおかしいではないかという視点。

先ず奨学金について。

桃野は当然「それは違う」という趣旨で議会で取り上げてきましたが、区長は当初「児童養護施設の退所者にお金を渡せば多くの方が進学し卒業する」と思っていたようです。

先の記者会見で区長は「このような奨学金制度を設ければ、皆さんが進学を選択して、支出が増えるのではないかと思っていた」と発言していますが、これはまさに実情を把握せずしてこのような施策を始めたと区長自身が認める発言でしょう。

奨学金制度をつくったが、進学希望者は見込みよりもはるかに少なく、予算が積み上がる一方。

そんな中で区は、短期間でも児童養護施設で過ごした経験のある方を奨学金給付の対象にするとしました。例えば、Aさんは施設で数ヶ月過ごした経験があるが、今は十分な所得のある親とともに暮らしています。

一方、Bさんは施設で過ごした経験はないが、親が病気がちで十分に働けずアルバイトで生活費を稼ぎながら高校に通っています。区の案では、Aさんは返済不要の奨学金の対象、Bさんは対象外です。

資格等取得支援も同様。区はAさんのような方含め、自動車免許の取得費用を30万円まで助成するといいます。一方、例えば生活保護世帯の若者が運転免許を取得するのはそう簡単ではありません。生活保護手帳によれば、運転免許取得費の大半を賄える金額が助成されるのは「免許の取得が雇用の条件になっている等確実に就労するために必要な場合に限る」とされています。最後のセーフティーネットと喩えられることもある生活保護制度でもこの基準です。先に述べた世帯所得が十分でなくアルバイトをしながら高校に通っているBさんが自動車免許の取得費用を助成されることはありません。

これらは一例に過ぎません。区長の「児童養護施設退所者等支援事業の拡充」なるものは、様々な理由で困窮している若者に対する支援とのバランスを著しく欠くものです。

まさに木を見て森を見ず。

なぜ区長は、児童養護施設の退所者、社会的養護の経験者のみを手厚く支援し、その他、経済的理由から進学を断念する方等を支援しないのか。そこを峻別して、何が「フェアスタート」なのか。

区は、この施策を「すべての若者が同じスタートラインに立ち、未来を切り開くための仕組み」と言っています。「すべての若者が」です。行政の支援は、経済的な理由で進学を断念せざるを得ない方や、就職するにあたり困難を抱える方に公平に届けなければなりません。支援の対象者こそ拡充すべきです。

桃野からのこうした提言に区長は、「課題として受け止め、進めていきたいと思う」との答弁。先ずは、桃野の提言を受け止め、(課題解消を)進めていきたいという認識を区長が示したのは良かった。

あとはスピード。

誰にとっても、18歳の春は一度しか訪れません。もちろん何歳になっても学ぶことはできますが、高校卒業時こそがタイミング。その時、経済的理由で進学を断念せざるを得ない方が、行政から奨学金等の支援を受けられるか否かというのは大きな違いではないでしょうか。

区長の決断が遅れれば遅れるほど、何の支援も受けられずに18歳の春が過ぎ去っていく若者が増えていくのです。世田谷区長は「支援対象の拡大」について、早急な決断を!

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