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2024-05-02

世田谷区史編纂問題。何と区長は東京都労働委員会の和解案を蹴ったよう。

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世田谷区議会議員、桃野芳文です。

これまで議会で取り上げてきました世田谷区史編纂問題。

議会で区長に直接問うても、記者会見で記者に問われても、区長からは要領を得ないフニャフニャした答えが返ってくるばかり、それでいて、著者に「著作者人格権の不行使」を強制し続ける態度は一向に改めないという状況です。以下関連ブログ。

区史編さん問題。「答弁を控える」という答弁は通用しないとカッコよく政権与党を批判していた世田谷区長。自分に厳しい質問には途端に「答弁を控える」

現在この問題は東京都労働委員会にて、当事者の谷口雄太さん(青山学院大学准教授)の救済申立てが行われている状況ですが、先日それについての進展があったようです。「ユニオン出版ネットワーク(出版ネッツ)」と「世田谷区史のあり方について考える区民の会」の方々より、資料を頂戴しました。

いただいた資料によると、なんと世田谷区長は東京都労働委員会の「著作権・著作者人格権の尊重」「(業務委託等で働く人への)ハラスメント防止対応」を含む「和解案」を蹴ったようです。

これは「著作者人格権の不行使の強要」という行為について何ら改める気もなく、都労委のこれまでの努力も全く無にする態度と言っていいでしょう。

世田谷区長は「熟議」という言葉を好んで使いますが、その言葉はどこへ行ったのでしょうか。「区長退職金は受け取らない」と公約に掲げて当選しながら、2期目からしれっと受け取っている”二枚舌”を思い出します。

過ちを改めるに憚ることなかれ。

今からでも区長は著作者人格権不行使の強要は間違いだと認め、世田谷区史編纂を健全な事業に改めるべきです。

さて当事者の谷口雄太さんは、このような状況下でも前向きに研究活動等を続けておられるようです。5月11日には「小田原の歴史を学ぶ講演会」にて講師を務められるとのこと。日本中世史にご関心のある方は是非聴講されてはいかがでしょうか。観覧無料です。

北條氏ゆかりの戦国武将サミット 小田原の歴史を学ぶ講演会】(小田原三の丸ホールのサイト)

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