「学校の水道から(冬場は)ぬるま湯が出るようにしてほしい」と思われる方は是非、学校や世田谷区役所にその声をお伝えください。
世田谷区議会議員、桃野芳文です。
本日のブログも先の予算特別委員会の質疑より。
テーマは「学校の水道から温水を。感染症対策の意味でもしっかり手洗いできるように」
この時期なので当然、新型コロナ対策としての意味もありますが、手をしっかり洗うというのはノロウイルス、季節性インフルエンザなどへの対策としても効果的。
一方、学校では冬場の水の冷たさで子どもの手洗いがおざなりになってしまうということもあるようです。質疑の中でも出てきますが、区側も「夏場に比べて冬場は、児童の手洗い回数が減っているとの話を聞いている」と言っています。
新型コロナのクラスター(集団感染)対策として、区長は行事前に子どもたちに抗原定性検査を実施するなど、科学的に全くピント外れの施策を様々に繰り返してきました。学校で無症状の子どもたちへの行事前検査などでも1億円以上の税金を投じています。以下関連ブログ。
【世田谷区長、今度は「社会的検査の充実」と言って、区立小中学校の無症状の子ども達に抗原検査を実施するのだと(しかも又もや一回きり検査)】
世田谷区長、今度は「社会的検査の充実」と言って、区立小中学校の無症状の子ども達に抗原検査を実施するのだと(しかも又もや一回きり検査)。
世田谷区長の行動を見ていると、他所ではやってない独自の対策を打ちたくてしょうがないように見えます。
しかし感染症対策にミラクルな一手はありません。地道な対策をしっかりやっていくべきで、そのうちの一つが手洗いの励行。
非科学的な施策に多額の税金を注ぎ込むぐらいなら、学校の水道の蛇口を自動水栓(手を触れずに水が出るタイプ)にし、冬場はぬるま湯が出るようにする方が効果が高いのは明白です。
貯湯式タイプの給湯設備であれば、1蛇口、1台あたりの設置費用は、50万円程度。校内の全ての蛇口を一気にお湯が出るタイプに変えずとも計画的に整備を進めてもらいたいところです。
昔は贅沢品だったエアコンも世田谷区立小中学校では全校で整備され、夏場も快適に学校生活を送ることができます。次は子どもたちが冬場、冷たい水で手を洗わずとも良いように。
今回の区側の答弁では、「(水道の温水について)学校現場から、これまで要望はない」「今後の設置の必要性について、学校等の要望、費用なども勘案しながら検討する」とのことでした。
「学校の水道から(冬場は)ぬるま湯が出るようにしてほしい」と思われる方は是非、学校や世田谷区役所にその声をお伝えください。
質疑の様子は以下の動画でご覧下さい。
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