学校での”おかしなルール”。今回の質疑で区教委は、体育の際、長ズボン着用を禁止している学校があると認め、そうした指導は見直すよう周知すると答弁。
世田谷区議会議員、桃野芳文です。
本日のブログも先の区議会予算特別委員会での質疑より。
「区立小中学校でのルールや校則について」
学校でのルール、校則は時代の変化に合わせて常に見直されるべきものですし、見直しの際は保護者や児童生徒の意見も聞きながら新たなルール、校則が作られていくべき。校則の問題について桃野は、平成30年から議会で取り組んできました。
以下関連ブログ。
【世田谷区から「ブラック校則」や「謎校則」を無くそう!前向きに動き出したように感じています】
世田谷区では校則の見直しが進み、今では身につけるものの色や、髪型を細かく指定する校則は無くなってはいます。(無くなっているはず)。
ところが未だ、校則としては定められていないものの、教員の個人的な基準や感覚で、あれはダメ、これはダメと生徒の自己決定権が過剰に制限されている例もあるよう。実際に桃野も保護者からご相談を受けることがあります。
世田谷区では校則についてこう考え、こういう運用をしている。
人事異動で他区から来た教員もすぐに、世田谷区立小中学校での校則の考え方を理解できるよう、常に組織的に、考え方を共有しておかなければなりません。
今回の質疑で改めて区教委に求めたところ、区教委からは「教員が個人の感覚で指導することがないよう、一人一人の教員にまで校則の意義を周知徹底するよう中学校へ指導する」旨の答弁がありました。
そして、小学校でもおかしなルールが続けられている例があります。
「子どもは風の子、寒さは我慢しなさい」ということなのでしょうか。
体育の授業では体操服に着替えますが、どんなに寒くても短パンの上にジャージ等の長ズボンを着用してはいけないという学校があるというのです。しかも、間違って体育のある日にタイツを着用していくと、体育の授業には参加できず見学となってしまうそう。
これは明らかにおかしなルールです。
運動する際は、運動しやすい服装で。それはわかります。
しかし寒ければ、先ずは長袖長ズボンのトレーニングウェア等を着用して運動を開始し、体が温まって来れば長ズボンを脱いで短パン姿になるなど、各自の体感に合わせて衣服を調整するのが普通ではないでしょうか。
「どんなに寒くても脚を出して運動せよ」と強制するのは明らかに合理性を欠く指導です。
今回の質疑で区教委は、長ズボンの着用を認めていない学校があること、そうした一律の制限は見直し、各児童の実態に応じた指導を行うよう各学校に周知する旨、答弁しています。
質疑の様子は以下動画でご覧下さい。7分45秒早送りすると、小中学校でのルールや校則に関する質疑が出てきます。
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