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世田谷区の桃太郎 桃野芳文Webサイトです
2021-02-07

区立中の修学旅行は全校中止→学校ごとの判断に方針転換→第三波で結局中止になったとしても。

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世田谷区議会議員、桃野芳文です。

新型コロナウイルス感染症拡大の”第三波”で東京は非常事態宣言下にあります。当初は2月7日までの宣言が1ヶ月延長されて3月7日まで。

昨年(2020年)、当時の安倍首相が全国の小中学校と高校、特別支援学校に臨時休校を要請する考えを表明したのが2月末。実際に休校が始まったのが3月でしたから、そこから考えても1年が経つと言うことになります。

学校が再開されてからも、多くのイベントが縮小されたり、中止されたり。

でも遠足にしろ、運動会にしろ、修学旅行にしろ。これは決して楽しいだけのイベントではありません。そこには教育活動としての意味があり、子ども達にとっては貴重な学びの場。そんなイベントが軒並み縮小又は中止となった2020年春から2021年春は、子ども達だけでなく、保護者、教職員の皆さんにとって辛い時間であることは想像に難くありません。

例えば修学旅行。

高校受験を控えた中学三年生の修学旅行は、世田谷区立中学校の場合、一学期中に実施されることが多いようです。しかし昨年は例外的な年。コロナの感染状況を見ながら、柔軟に実施時期を変更して実施に向けて準備している学校もありました。

ところが昨年の5月。世田谷区は、どの時期に実施予定かを問わず「修学旅行は全校で中止せよ」と。桃野は、それはおかしい。コロナ収束の後に修学旅行を実施しようと再度スケジュール調整するなど努力している学校も含めて区が強制的に中止させるべきではない。と異を唱えたのが6月の区議会本会議でした。

結果「学校ごとに実施の可否を判断」と、区が「全校中止」の態度を変えることに。

こちらは参考ブログ↓

世田谷区は「修学旅行は全校で中止の方針」を転換。他の行事も含め、代替行事の実施も校長判断が尊重されます

今春(2021年の3月)、つまり高校受験が終わった後で修学旅行を実施予定だった区立中学校もあったのですが、そこに3月7日までの非常事態宣言継続。旅行会社へのキャンセル期限も迫り、この2月に至ってやむなく修学旅行中止を決定した学校もあります。

桃野も出来る限り、子ども達の学びの場を確保してあげたいと区議会から区側に働きかけてきましたが、これも現状を踏まえた学校現場での判断。きっと教職員の皆さんも断腸の思いでその判断を下されただろうと思います。その苦しい胸の内は想像に難くありません。

でも、でも、大人も子どもも下を向いていてもしょうがない。子ども達の学校生活はまだ続きます。卒業を控えた中学校3年生は、高校受験を経て卒業まで後2ヶ月。この2ヶ月で子ども達にどんな成長の機会を与えられるか。子ども達に胸が熱くなるような充実した時間を与えられるか。それは教職員の皆さん、きっと懸命に考え取り組んでくださっていることと思います。

ピンチこそチャンス。逆境こそ成長の機会。これは子どもも大人も同じ。

桃野も区議会から、子ども達の学びの補償のため、精一杯取り組みます。

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