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世田谷区の桃太郎 桃野芳文Webサイトです
2020-10-02

時間が限られているのに、関係ないことをベラベラしゃべる世田谷区長。質問妨害ではないか。

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世田谷区議会議員、桃野芳文です。

先の決算特別委員会「総括質疑」で、区長と論戦をしました。世田谷区長がいうところの”社会的検査”について。

区長が突如、メディアに出まくり「誰でも、いつでも、何度でもPCR検査」と喧伝していたものが変遷に次ぐ変遷。結果、区内の介護事業者等26,000人を対象に、順繰り順繰り23,000件のPCR検査を行うとなったものが、区長曰くの”社会的検査”です。

以下参考ブログ↓

補正予算の組み替え動議は残念ながら否決。区長のいう”社会的PCR検査”は実施へ】(2020.09.18 桃野ブログ)

世田谷区長はこの施策について【最終的にはニューヨークのように「誰でも、いつでも、何度でもPCR検査」できるようにする】といい、”世田谷モデル”とまで名前をつけていました。例えば8月18日発売(8/30号)のサンデー毎日では「GO TO トラベル」をあてこすり「GO TO PCRだ」として、以下述べています。

PCR検査の検査能力を3,000件まで増やし社会的検査を充実させたい。介護、保育、教育など人との接触回避が困難な職種、エッセンシャルワーカーに先回りして定期的検査を実施、施設が発火点になる感染爆発、拡大を防御する。検査のハードルをぐっと低くする、もしくはなくしていく。最終的にはニューヨークのように「いつでも、誰でも、何度でも」検査できるようにしたい。

こちらは、桃野のツイート。


当初は、テレビも新聞も「保坂区長、すごいことやりますねー」と、どちらかと言うと称賛の色合いが濃かったと思いますが、その間も世田谷区役所、世田谷議会は大混乱。結果、前述した「誰でも〜検査」とは似ても似つかない、そして「本当にそれが新型コロナ対策に有効なの?」と言う施策に変質して実施されることになってしまったと言う次第です。この間の混乱については桃野のブログで都度ご報告していますので、過去ブログを参照下さい。

とはいえ、最近良い変化だと感じるのは、ここへ来てメディアも冷静に報じ始めたこと。例えば、9月24日の産経新聞では【「世田谷モデル」暗礁に乗り上げる】の見出しで、以下のニュースを報じています。


そして、今日は都政新報。都政新報は1950年から発行されている自治体専門紙。東京都庁の職員や東京都内の自治体職員が多く読んでいることで知られる新聞です。その都政新報では本日【コロナ検査「世田谷方式」に暗雲】の記事が掲載されました。

コロナ検査「世田谷方式」に暗雲/厚労省「プール方式」認めず】(2020.10.02 都政新報)

決算特別委員会「総括質疑」(2020.09.30)で、桃野が「区長は、まだニューヨークのように、誰でも、いつでも、何度でも検査できるように頑張っているのか」と聞いた際には、区長はこんなことを言っていました。要は世田谷区長、「誰でも、いつでも、何度でもPCR検査」など実際には目指してないということ。

◉桃野:じゃあ、区長は今でも、”誰でもいつでも何度でも”、この世田谷区でPCR検査するっていうことを目標に、今でも頑張っていらっしゃるんですか。

■保坂区長:あのー、その際、記者会見とかで申し上げていますが、世田谷区だけで感染を抑止、これはできないわけです。要するにこれだけ人が動いている。首都圏全体、まあ地面つながってますから。そう言う意味では日本社会の、あの、PCR検査、あるいは社会経済活動、再開するわけですから、その時には例えば病院で入院をする方は必ずPCR検査、医師、看護師にもPCR検査と、かなり細かくやってます。院内感染を防ぐために。

(「目指してるか、目指してないかだけでいいですよ」-区長が聞いてもいないことをだらだら喋り、質問時間を潰すので、桃野が堪らず口を挟む)

だから、そう言う意味では、これは世田谷区のみならずですね、日本全国で当面このコロナの、えー、ワクチンも、治療薬も出てこない以上は、しっかりと格大する、拡充する、そしてそのコストも安くして、えー、多くの方がその検査が受けられるようにするということを目指しています。

◉桃野:だから別に、“誰でもいつでも何度でも”じゃないでしょ、そんなことは。それは、別に拡大するのは、反対する人なんて殆どいませんよ。(以下省略)

文字起こしをしてみると、世田谷区長は、ほとんど質問に答えず、だらだら関係ないことを喋っていることがよくわかります。限りある割り当て時間で質疑しなければいけない議員の立場からすれば、これでは質問妨害。上記のやりとりは、以下動画の17分45秒から19分02秒ぐらいの部分です。ご覧ください。

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