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世田谷区の桃太郎 桃野芳文Webサイトです
2020-08-09

東京新聞に続き朝日新聞も。「誰でも〜PCR」ではなく「むやみに検査を広げる必要はない」

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世田谷区議会議員、桃野芳文です。

今日のブログも世田谷区長が実現すると言っている「誰でも、いつでも、何度でもPCR検査」について。最近の区長の発言では「誰でも〜」ではなくて、「いつでも、どこでも、何度でも」に微妙に変化していますが、まあ言わんとしていることは同じなのでしょう。これだけ世間にインパクトを与えておいて、意図的にこっそりと「誰でも〜」を外したってことはないと思います。

桃野は、世田谷区長の提唱する「誰でも、いつでも、何度でもPCR検査」はやるべきではない。間違った施策だということは再三述べてきました。議会でもそのように発言をしてきています。

解説。世田谷区長の目指すという「誰でも、いつでも、何度でもPCR」をすべきでない理由】(2020.08.08 桃野ブログ)

世田谷区長の「誰でも、いつでも、何度でも」PCR検査。やはり区の組織的な目標では無い?】(2020.08.05 桃野ブログ)

改めて。桃野は賛同できません。区長が喧伝する「誰でも、いつでも、何度でも」PCR検査】(2020.08.02 桃野ブログ)

感染症対策の専門家、押谷仁教授から学ぶ。「国民全員PCRをやっても感染は制御できない」】(2020.08.01 桃野ブログ)

「誰でも、いつでも、何度でも」PCR検査だって!?世田谷区長が喧伝する施策は真っ当か】(2020.07.30 桃野ブログ)

このように、連日同じテーマでブログを更新することは、これまでありませんでしたが、あえて発信に力を入れています。一つには「誰でも〜PCR検査」は、世田谷区長がそれこそ連日テレビで喧伝し、新聞各紙でも取り上げられていて区民の反響が大きいこと。そして、桃野がこれをいち早く、施策として誤りだと主張したことで、桃野への批判を少なからず頂いていることから、きちっと主張の意図を説明したいという理由からです。

批判の中には、桃野がPCR不要論を唱えていると勘違いしている方もいますが、それはまず大間違い。上記ブログ内でも繰り返し示していますが、桃野は以下の考えです。

桃野はPCR検査のキャパシティを大きくして行くという施策には賛成ですし、これは国も東京都も言っていること。これに反対する人は多くないと思います。

しかし、検査対象を拡大するにしても、医師が新型コロナ感染症を疑う患者はもちろん全てを対象とし、その上で、検査陽性者の濃厚接触者、その周囲の方、リスクの高い人たちと日常的に接している方などへと対象を広げていくが当たり前のことではないでしょうか。

「誰でも、いつでも、何度でも」などと言うのではなく、「無症状だけど、念のため、検査を受けたい」という人は、医療資源に余裕がある場合に限り、且つ自費による自由診療で検査を受けるのが、今の段階では妥当。

ところが、世田谷区長がよく無いのは、「PCR拡大派」 VS「 PCR不要派」と二項対立を煽って自身の主張にスポットを当てようとしていること。これも区長たる人間のやるべきことではありません。

繰り返しになりますが、論点は

医師が検査が必要と判断した方、感染を疑われる症状がある方、検査陽性者の濃厚接触者に対して、遍く検査ができるよう検査体制を充実することは必要で、それはどんどん進めるべきです。しかし「誰でも、いつでも、何度でも、PCR検査をできるようにします。費用は自己負担無しです」を目指すという世田谷区長の施策は間違い。

ということです。

8月5日の桃野ブログでも引用しましたが、8月5日の読売新聞では「世田谷区PCR拡充構想 300件から3000件に 人員、財源・・・課題多く」と区長の「誰でも〜PCR検査」を礼賛するではなく、バランスの良い記事が掲載されていました。

又、8月8日の桃野ブログでも引用しましたが、8月7日の東京新聞ではPCR検査について「症状のない人も含め広く国民を、又は希望者全員を検査すべきとの意見もあるが、こうした感染している確率の低い人を対象にするには不向きな検査だ。症状があり感染が疑われる人や感染者の周囲にいる濃厚接触者など感染確率が高い人を対象にした活用に向いている」とズバッと言い切る記事も掲載されました。

そして、今日(8/9)の朝日新聞では以下の記事。これも良かった。

PCR拡充、自治体急ぐ 「偽陰性」感染拡大懸念も

この記事の中で、以下述べられています。(記事より一部引用)

■「偽陰性」感染拡大懸念も

・むやみに検査を広げる必要は無いと主張する専門家もいる。山形大学病院の森兼啓太検査部長(感染制御学)は「3〜4月は検査数は不足していたが、今は無症状の濃厚接触者まで積極的に検査している。対象は概ね適切な範囲になっている」と話す。

・PCR検査では約3割の「偽陰性」が生じると言われている。本来10人が陽性なのに3人の感染を見逃している計算。

・偽陰性の人たちが安心して外出すれば気づかないまま感染を広げかねない。「検査があったら安心という問題では無い」と森兼部長は語る。

・民間検査機関による検査は増えている。自費検査による社員や顧客への感染拡大防止や、海外出張への備えなどビジネス上のニーズも増えており、民間機関も設備投資を進めている。一方で、民間機関は公的検査も請け負う。保健所からは、民間機関で私的な検査が増え続ければ、公的検査に時間がかかるなどの影響が出ないか心配する声も出てきている。

(引用以上)

世田谷区長が連日、誇らしげな顔で喧伝する「世田谷モデル」。マスメディアの皆さんにはその施策としての妥当性、必要性、実現性など、是非冷静な視点を持って報道していただきたいと思います。

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