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世田谷区の桃太郎 桃野芳文Webサイトです
2020-08-05

世田谷区長の「誰でも、いつでも、何度でも」PCR検査。やはり区の組織的な目標では無い?

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世田谷区議会議員、桃野芳文です。

世田谷区長が、新聞やテレビなどのメディアでぶちあげている「誰でも、いつでも、何度でもPCR検査」を実現するという話。

桃野はこれまで否定的にブログ等で発信してきまして、応援や批判など様々な声を頂いています。過去ブログは例えば以下。

改めて。桃野は賛同できません。区長が喧伝する「誰でも、いつでも、何度でも」PCR検査

ツイッターなどでも発信。

SNS上では「区長の足を引っ張るな!」 みたいな意見も頂きましたが、桃野は区長の足を引っ張っているわけではありません。区長のやろうとしている施策が適切なのかどうかをチェックするのは議員として当然の務めです。

そして「誰でも、いつでも、何度でもPCR検査」について、議会に何か案が示されたわけでもありません。区長があれだけメディアで喧伝している施策について、議会での議論の土台が何も無いというのも変な話ですね。

区長の喧伝は、区内医療関係者の皆さんへも混乱を与えてしまっているように感じます。例えば世田谷区医師会のサイト。

医師会からのお知らせ。PCR検査ご希望の患者さんへ】(世田谷区医師会のサイト)

さして長い文書では無いので、世田谷区のPCR検査に関心のある方は是非全文をお読み下さい。以下一部を書き抜いておきます。

・ PCR検査センターへのお問い合わせはお控え下さい。直接PCR検査センターにいらしていただいても対応出来ませんのでおやめ下さい。必ず世田谷区医師会会員の医療機関を通じてお申込み下さい。

・世田谷区医師会PCR検査センターは、症状のある患者さん最優先の医療機関です。報道されています、いわゆる「世田谷モデル」の「誰でも、いつでも、何度でも」とは別の事業です。

・ご理解ご協力の程お願い申し上げます。

(引用以上)

そして、是非新聞等マスコミの皆さんには、その報道に大きな影響力があることに改めて留意いただきたいとの思いです。世田谷区長が、役所内で全くコンセンサスの取れてないことを(上記の桃野ブログでも示していますが副区長でさえ「誰でも検査するわけでは無い」と委員会で答えています)一方的に、ぶちあげていることについて、それを報じるだけでなく、課題や実現性の観点なども含めたバランスの取れた視点で報じて頂きたいと思っています。

例えば、今朝(8/5)の読売新聞の記事では課題についてもしっかりと言及してあり安心しました。

世田谷区PCR拡充構想 300件から3000件に 人員、財源・・・課題多く】(読売新聞オンライン)

・世田谷区の保坂展人区長が、日本記者クラブで記者会見し、新型コロナウイルスのPCR検査を現状の1日当たり最大約300件から、3,000件程度に拡充する方針を明らかにした。

・いつでも、どこでも、何度でも受けられる「世田谷モデル」を目指す考えだという。

・保坂区長によると、生活の維持に不可欠な仕事をする「エッセンシャル・ワーカー」が定期的に検査を受けられるようにし、将来的には誰でも受けられる態勢を整える。

・検体採取や陽性者の聞き取り調査をする人員の確保、財源など実現に向けた課題は多いという。

・保坂区長は、保健所職員の負担を減らすために一部の保健所業務を民間委託する可能性に言及。

・財源については「国や都に働きかけると同時に、ぜひ寄付をお願いしたい」と訴えた。

・PCR検査への区民の関心は高く、「世田谷モデル」構想を知った区民から、「いつ検査を受けられるのか」といった問い合わせが区役所や区医師会などに相次いでいる。

・検査実務を担う検査センターや保健所は人員不足に陥っており、区内の医療関係者からは、検査数増加の実現性を疑問視する声も上がる。

(引用以上)

「誰でも、いつでも、何度でも」が「いつでも、どこでも、何度でも」に変わっているあたり、表現のブレが気になりますが、これまでのテレビ等での発言を統合すると、無症状の人でも、念のために検査を受けたいという方は受けられるようにします。その際の費用は自己負担ゼロです、というのが保坂区長の目指すところのよう。

しかし、これが本当に妥当な施策なのかということについては、議会でしっかりと議論したいと思っています。そして何度も言いますが桃野はそれはやるべき施策では無いと思っています。そもそも仮に一日3000件の検査が可能になったとしても、それが「誰でも、何度でも検査OK」の体制とはならないと思いますし。

今日(8月5日)の段階でようやく、全区議会議員宛に区側から文書「PCR 検査の拡充における現在の状況について」(保健福祉政策部)が、出ましたが、これを見ても「誰でも、いつでも、何度でも」を目指すとの趣旨は一文字も書かれていません。

・区長より、第 1 段階として、感染の疑いがある方に対する PCR 検査について、現状の約 300 から倍の約 600 に増やすこと

・第 2 段階として、社会的インフラをコロナ禍の中で継続的に維持するためのPCR 検査をどう拡充していくかについて、 区長(本部長)からの下命により、具体的な検討を進めているところ。

・区長からは、検査手法をはじめ、体制、財政面の検討事項や課題に対して、多くのメディアで発信しています。その具体化にあたって、国や東京都の協力は欠かせないものであり、それを前提に財源、医療機関等の支援をいただくことが必要。

・現在、区民のみなさまを始め、多くの方から、賛成のご意見、ご批判、また、ご提言を いただいております。詳細が定まった段階で、区民の皆さまに公表してまいります。

(引用以上)

区長がテレビや新聞を通じて発信している「誰でも、いつでも、何度でも」PCR検査は、一体何なのでしょうか。未だに何もわかりません。

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